マネージャーなんて務まりません

放課後 ページ23

言われた通りきてしまった

清水先輩に言われて逆に断れる人間はいるのだろうか…

「あ！Aきたのー？！」

「あ、来たんだな」

変人速攻の2人が言う

「何？ついにマネージャーでもやる気になったの？」

「ツッキー言い方が威圧的だよ‼」

相変わらず1年生は元気だ

「おい、お前らコイツは俺の彼女だから変なことしたら許さねーぞ‼」

「西谷の彼女？！え、いつから？！」

「え、のやっさん、まじか！まじなのかよ‼」

「おう！」

と鼻を鳴らしている西谷先輩

“お話の途中で悪いんですが…彼女になった覚えはありません…“

「がーーーん」

「のやっさんー！どんまい、どんまい笑笑」

「騒がしいぞ！お前ら」

「いや、だって、のやっさん、盛大に振られてるから笑笑」

笑いながら話す田中先輩

「お、Aちゃん、来たんだ！ついにマネージャーに？」

「は、はじめまして、俺一応エーススパイカーの東峰旭だ！」

“初めまして、1年1組の篠原Aです“

そう書いた後にお辞儀

「この子が、お前たちが騒いでた子か笑たしかに可愛いな」

その一言でみんなの視線が一気に東峰さんへ

「しっかり練習してるの？」

「潔子さんー！」

「潔子さんー！今日も美しい」

“清水先輩、およびいただきありがとうございます‼“

「いいの、いいの！Aちゃん、楽しんで見ていってね」

すると金髪の怖い人が入ってきた

「おまえら、しっかり準備しろ！音駒との練習まで後時間がねぇんだから」

と、こちらを見られた

こ、殺される…

そう思い、清水先輩の後ろに隠れる

「おいおい、俺ってそん何怖いか？」

うなづくみんな。

「よし、おめーら、１００本サーブからスタートだ」

この人…鬼だ



相変わらず翔陽は、レシーブ下手だな。

西谷先輩が教えてくれてても、あれじゃ翔陽には伝わらない…

私は翔陽を手招きして呼んだ

“翔陽くん、レシーブは、押し出すイメージ“

そう言い姿勢を取らせ、ボールを打点に当てると同時に膝を使って押し出すようにと指示をする

「ありがとー！みんなよりわかりやすい！」

少し嬉しくて笑うと

隣で清水先輩と笑ってくれた

「おれ、バレー部でよかった」

「のやっさん、俺もだ」

そう言い、2人は手を合わせている

その光景もなんだか面白くて

「Aちゃん、やっぱり笑うとかわいいね」

「つかお前、バレー初心者なのになんでそんなに教えるの上手いん…ですか！」

影山くんは敬語が下手だな笑笑

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