あの日から始まった恋 -KH- ■END■ ページ50
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コイツは俺に何を言わせようとしているのか。
理解できず言葉を促してみると
「恋人。」
それ以外になにがあるのか、とでも言うような表情で平然と放った言葉に驚きを隠せない。
─正直アイツが俺の事を好きだとしても、俺の気持ちが伝わっているとは思っていなかったから。
俺の今までの態度で"恋人"になれると思ったのかと思うと、やっぱりコイツは呆れる程にポジティブ思考なんだろう。
「好きです。‥知ってたかもしれないですけど。
あのキスした日からずっと忘れられなくて。好きになっちゃったんです。」
じっと見つめて、真剣な表情でアイツは初めて気持ちを言葉にした。
KH「‥何、
思わず顔が緩んでしまった俺に、ムッとした表情で言い返した。
「駄目ですか？じゃあキュヒョンさんは、何で2回も抱き締めたんですか？」
KH「あれは事故‥」
「その後です！私が引きはがしたあと、思いっきり強く抱き締めたじゃないですか！
それとさっきもあんなに、強く抱き締めたじゃないですか！私の事が好きだからだって、思っていいんですか？」
KH「そのおめでたい頭、どうにかしろよ‥」
「またキスしたい、抱き締めて欲しいって思うのは私だけですか！」
顔を真っ赤にして、まくし立てるように疑問をぶつけてくる。
流石に自分の行動をそんなに大声で言われると恥ずかしい。
KH「何でそんなに怒ってるんだよ。‥あぁ、またそうやってすぐ泣く‥。」
「キュヒョンさんのツンは究極過ぎます‥もう私耐えられません‥。」
怒ってたかと思えば、突然目の前で大泣きをするバカみたいな女を、ぐいっと抱き寄せる。
KH「これでいい？」
「だめです、もっと！」
KH「もっとって‥？んじゃあ、目閉じて。」
「う。‥何するつもりですか？」
抱き締めて近くなったその顔を間近で見ると、うるうるとした瞳がこちらをじっと見ている。
‥耐えられないのは、こっちの方だよ。
アイツが目を閉じるまで我慢出来ず、唇を重ねた。
俺はもっと前から好きだったよ。
消したくても消せなかったこの気持ちが、いつの間にか大きく育っていた。
これからは言葉で、行動で、ゆっくりと伝えていけたらと思う。
まずはコイツの作る不味いトッポッキでも食べてみようかな。
■END■
終わり
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マリナ(プロフ) - ぎゅたんさん» コメントありがとうございます♪ちょっとおバカで、思い立ったら突っ走っちゃうタイプのヒロインですが、可愛がって頂けると嬉しいです。笑 なんだかんだでヒロインの世話を焼いてくれるウニョク、優しいですよね〜。お洒落なウニョクにコーディネートして欲しいです^ ^ (2020年12月25日 1時) (
レス) id: b2c44a7226 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゅたん - 自分とは性格が違う主ちゃんなので、主ちゃんの行動にいつもハラハラドキドキですが、ヒョクちゃんにコーディネートしてもらえるなんて！夢のようですね〜笑(*´-`) ヒョクちゃん優しすぎますねえ。。 (2020年12月24日 20時) (レス) id: c7714a47aa (このIDを非表示/違反報告)
マリナ(プロフ) - ぎゅたんさん» コメントありがとうございます( ´ ▽ ` )いつも甘い感じばかりだったので、たまには違うキュヒョンさんを書いてみたくなってこのお話を作りました♪ゆっくり更新になってしまいますが、続きもお楽しみ下さい^ ^ (2020年11月5日 22時) (レス) id: b2c44a7226 (このIDを非表示/違反報告)
ぎゅたん - 初めてこの話を読ませていただきました！(^^) 面白いです！ すごく続きが気になります…笑 主ちゃん人生逆転のチャンスの可能性あり？！笑 更新ありがとうございます！ (2020年11月5日 20時) (レス) id: 7d3bccf3b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2020年10月23日 0時
