まるでデート前 -KH- ページ34
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YS「リョウク!キュヒョン!マネージャーヒョンが、美味しい鍋の店に連れてってくれるって。
今後のけーあーるわいについて熱く語‥」
KH「ヒョンすみません、これから人と会う約束があって。」
無事に公演が終わり、汗でびしょ濡れになった衣装を脱いだタンクトップ姿のイェソンヒョンが抱き着こうとして来たので、ヒョンの頬を手でぐぃっと押して、これ以上自分に近付けないようにした。
暑苦しいのはお断りだ‥。
俺に拒否されて悲しい顔をしたイェソンヒョンは、近くで話を聞いてたリョウクの腰に抱き着く。
抱き着かれたリョウクは微動だにせず、つぶらな瞳をぱちぱちさせながら、メイクシートで丁寧にメイクを落としている。
YS「女だ!女が出来たんだろ!」
イェソンヒョンはリョウクに隠れるようにして、遠慮なく俺に人差し指を突き付ける。
RW「キュヒョンに限ってそんな訳ないでしょ。ヒョンこそ、そろそろ彼女作ったら?」
イェソンヒョンの顔も見ずに一蹴する。
YS「オレにはえるぷがいるもんね。絶対えるぷと結婚する!」
冗談なんだか本気なんだか。
いや、きっと人一倍ロマンチストなヒョンの事だから、本気なんだろうけど。
動じずに庇ってくれたリョウクに感謝しつつ、汗を綺麗に拭き取り彼女に会っても恥ずかしくないように、髪の毛をセットする。
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作成日時:2020年5月20日 19時