…no.３０４ ページ7
式が終わり、三年生が退場しても
涙は枯れることなく流れ続け
気がつくとあたしたちの思い出の場所
屋上へ向かっていた
『……あれ……開いてない』
いつもは開いている屋上への扉が
今日に限って閉まっていた
『もー……』
しぶしぶ階段を降りてひろくんのクラスへ向かった
『ひろくん……席どこだったっけ……』
一つ一つ机を確認していった
あ！！
一つだけ気になる机があった
"Aが3年になったらこの席に座りますように"
思わず笑みがこぼれた
恋をするのは大変なことだけど……
……本当に幸せ
きっと相手がひろくんだからだね
ひろくんと出会っていろんなことがあった
片想いも経験したし、もちろん両想いも
喧嘩もたくさんしたけどその倍以上に
笑いあったよね
はぁ……
思い出したらまた泣けてきた……
……バタバタバタバタ
誰かがものすごい勢いで走ってる
ちょっと怖い……汗
ガラッ！！
広臣「A！！」
『あ、ひろくん……(笑)』
広臣「やっといた……」
『屋上……閉まってて』
広臣「んとに……かくれんぼかよ(笑)」
探し回ってくれたんだ……
『……ひろくん……ぎゅーして』
広臣「俺がして欲しいんだけど……」
そお言いながらもギュっとしてくれた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 449人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「登坂広臣」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ma333n9(プロフ) - まあちすさん» ご指摘ありがとうございます(;_;)公開し忘れてました(;_;)ありがとうございます(;_;)！！ (2015年4月1日 0時) (
レス) id: 2c0a203efd (このIDを非表示/違反報告)
まあちす(プロフ) - 突然すみません！No.315が抜けてました(Ｔ＿Ｔ) (2015年3月31日 23時) (レス) id: 7fbda0e647 (このIDを非表示/違反報告)
マリリン(プロフ) - 昨日初めて､最初からまとめて読みました(^O^)すごいおもしろくてはまってしまいました(≧∇≦)更新楽しみにしています('-'。)がんばってください（*'‐'*)♪ (2015年3月22日 9時) (レス) id: b4f4f3eb3f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：momo
| 作成日時：2015年3月22日 9時
