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『絶対に教えるわけが無い…！』
ハン「でも貴方も必要なんでしょ？これ
教えてくれないんだったらここから捨てる。」
『…っ』
ハンナがレシピをヒラヒラさせるのは船の外。
海の上。
レシピの紙を出汁にされてしまい、手も足も出ない。
(どうする？嘘でも教える…？)
頭の中で必死に解決策を考えていると、
ハン「あっ、じゃあ、選ばせてあげる」
なんて言って、
またポケットを漁り出したハンナ。
ハン「ほんと良かった
この時のために色々仕組んでたんだけど」
『……え？それ…』
ハン「気付いた？」
次にハンナがポケットから取り出したのは
イタカのブレスレットによく似たもの。
ハン「もしかして今まで気付かなかった？
貴方の宝石箱、ちゃんと確認した？」
『宝石箱って…』
バカにするように眉を寄せて、くすくす笑う。
……そういえば、
さっき私が宝石箱を隠したとき、
中の物が動く音はした？
ブレスレットが箱にぶつかる音はした？
ハン「あのハンガーにかけてある上着って
貴方のものじゃないよね？着てみたら大きかったし」
『…っ』
服がかたがってたのって、そういう事？
着たの？
『気持ち悪い……！』
ハン「人聞き悪いな…
あの上着ももしかしてイタカのもの？」
『…！』
ハン「彼いいよね…すごく綺麗だし優しそう
深く愛されてみたい」
そう言うと、レシピとブレスレットをそれぞれ両手でつまんで、海の上にぶら下げるハンナ。
『…何するの？』
ハン「選ばせてあげるんだってば」
両手の間隔を広げ、今にも海に落としそう。
『嘘でしょ？』
ハン「嘘？この荘園までやって来ておいて
私のすることが冗談だと思える？？」
イタカは何のために番人をしていたのかも、そのブレスレットが何だったかももう忘れたって言ってた
だけど、大事なものだとも。
記憶が無くてもそう思えるくらい大事なら
私はどうするかもう決まってる
ハン「それ〜っ」
『……！』
暗くてもしっかり目でとらえてる。
船の壁を飛び越え、私も一緒になって落ちて、
キラキラ光るそれに手を伸ばす。
視界の端にはレシピの紙が落ちていくのも見えていて
『なんだ…やっぱ騙された』
どっちもじゃん
選ばせてくれる気なんて
さらさらないことくらいわかってた
「＿＿A！！」
『＿＿え？』
ドボンｯｯ…!!
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ミルクコーヒー(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます！！！コメ見落としてましたすみません!!イケメンがすぎますよね、、任せてくださいぶち壊しにいきますね！！(๑•̀ㅂ•́)و✧ (4月4日 23時) (
レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - 日々更新を楽しみにお待ちしています！イタカマジでイケメンすぎます…作者様はイタカを熟知してるみたいですごいです！これからも心臓を壊しにきてください(//∇//) (4月1日 1時) (レス) @page49 id: da35fdfa0c (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - 柳さん» トゥンク……(ﾟдﾟ〃) ありがとうございますぅぅ私も読者様愛してますぅぅぅｯｯｯ!!(Ｔ_Ｔ) (3月27日 21時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - そこら辺の風さん» コメントありがとうございます!!気温差やばいですよね…！お互い風邪ひかないように気をつけましょう……(！;_;) (3月27日 21時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
柳 - ウワァァァァ………(絶命)イケメンイタカ好きです……作者様愛してます……… (3月26日 22時) (レス) @page42 id: 09a9b39131 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルクコーヒー | 作成日時：2024年3月5日 23時
