Ｎｏ．１５５ ページ6
･
黙々と治療を進める中、
ここに居る者たち全員がテレビに釘付けとなっていた。
《＿＿現況となった敵は今…
あっ今！！
暁･オールマイトらによる厳戒態勢の中今…!!》
(あ、今、長門と弥彦さんが映った)
暁代表として、
別のメディアから弥彦さんが取材を受けている。
『…ん？』
画面に映るオールマイトが「がふっ」と血を吐いたあと、一瞬こちらを見たかと思いきや
ゆっくりとその腕を動かした。
そして、目線は地面を見つめたままだけど
カメラに向かって指を指している。
オ《＿＿次は君だ》
『………』
彼が
その言葉を誰に向けて口にしたのか
私の脳裏に過ったのは、彼がやけに目をかけている
“緑谷出久”の存在だった。
その後、先程まで戦場に居た暁たちのメンバーが
私たちの元に再び集結した。
『ねぇ、飛段と角都は？』
小南は落ち込んだ様子で、首を横に振る。
あー、その様子だと
確保する事には失敗したみたい(？)
小「ダメだったわ。
せっかく長門と弥彦にも手伝って貰ったけど
あのオール･フォー･ワンとかいう男にしてやられた」
『……オール･フォー･ワン…』
それにしても、なかなか手強い相手だった。
実際に戦った訳じゃないのに
今でも身が震えるほど。
私が1人でやり合ってたら
多分肉片も残らなかったんだろうな。
ハハ…と苦笑いを浮かべる。
イ「…俺の瞳術も効かなかった」
『…え、イタチの！？』
イタチは確かに、結局火遁で攻撃していたし
瞳術使わないのかなー…なんて思っていたけど
そういう理由があったのか。
鬼「あのマスクに術が弾かれたか
もしくは…」
“盲目だった、とか”
そう呟いた鬼鮫の言葉が妙にすんなりと胸に落ちてきて
肝が冷えた。
デ「ま、攫われた2人が戻ってきて何よりだろ…うん」
黒ツチの隣でデイダラが言う。
『……、』
結局、あのとき
“それもそうだな…”と私の言葉に納得したデイダラは
黒ツチの隣へと移動したのだ。
[もやっ]
胸に手を当てる。
別にそんなつもりは無いのに
私の表情が落ち込んでいるように見えたのか
小「…A、」
…と、小南が私の肩に手を置いた。
…なるほど、
私は自分で思っているよりも
結構、嫉妬深いのかもしれない
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 293人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あゆ(プロフ) - 初コメです！このお話めっちゃ面白いですね！！頑張ってください！続きが気になりすぎます！！ (4月11日 12時) (
レス) @page27 id: 4acdabfe3c (このIDを非表示/違反報告)
夏冬(プロフ) - 最高にいいお話で一気読みしちゃいました…続き楽しみに待ってます！頑張ってください！ (9月6日 1時) (レス) @page27 id: 770d92d812 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ - いつも楽しみお話を待ってます！いつも最高すぎて死にそう… (7月26日 22時) (レス) id: 779aa76224 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - 零さん» ありがとうございますッッッ！！！更新頑張ります(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (7月2日 20時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
零 - 神神神神神！すんごいドはまりした！続きが楽しみです！ (7月2日 12時) (レス) @page27 id: 28bd729bc9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミルクコーヒー | 作成日時：2023年4月15日 21時
