Ｎｏ．１６２ ページ13
･
何かまだ言いたげな顔をした爆豪を尻目に、
デイダラに手を引かれてテントを出た。
−−するとその時、視界に飛び込んできたのは。
香「んもぉサスケェ…ウチ、怖かったんだかr……」
『……』
デ「……」
テントから出た先にはなぜかサスケが居て、
真顔のサスケに擦り寄る誰かさんの姿が。
しかもソレと目が合ってしまうという失態。
『…デイダラ、行こうか』
デ「＿サスケ…」
見なかったことにしてデイダラ連れて帰ろうかと思ったけど
あ、ダメだこっちも違う意味でサスケに目が釘付けだ。
というかあの女…香燐。
サスケの事が好きって聞いてたけど
あの姿はまるでデイダラにくっつく私みたいだ。
香「…」
『！』
バチバチッと目が合って
[がしっっ！]
私は香燐と腕を組み合わせた。
『貴方とは同じ匂いを感じる…！』
香「実はウチもさっきからそう思ってた！」
同盟結成。
きっと彼女も特定の人(サスケ)ヲタクだろう。
私の場合はデイダラだが。
デ「なんだこいつら」
サ「知り合いだったのか？」
『私たち今世で初めて喋った』
デイダラとサスケは2人して眉を顰めている。
『ところで、お前はなんでここに？』
サ「(お前呼びかよ)オレはイタチを待ってる」
『どうでもいいや
デイダラ帰ろ』
サ「テメェ」
怒るサスケに目をハートにしてる香燐。
デイダラは困惑の表情を浮かべていたので
そろそろ帰ることにした。
香「って待て、お前ら一緒に住んでんのか？
もしかしてもうそんな仲に…！？」
『お？香燐さん良いところに目を…』
デ「どんな仲だよ！お前も否定しろ、うん！」
『ちぇっ』
ズルズルとデイダラに手を引かれ、
無理やり香燐たちから引き離されていく。
デ「っ、傷が痛てー…」
『…！』
私を引っ張る腕その腕は、脳無に殴られ彼が受け身をとったときに痛めたと聞いている。
『ちょ、手離して…帰ったら直ぐに治すから…！
ごめん…ほんと』
デ「…？なんでそんな焦った顔してんだよ。うん？
大したことねぇだろが」
前世なんか両腕ぶっ飛んでたぜ、と笑うデイダラだったけど私は笑えなかった。
『もし、この腕がまたなくなったら？
動かなくなったら？』
『それで、その隙を狙ってデイダラに何かあったら？』
思い出すのは前世のあの記憶
わたしの瞳には目をまん丸にするデイダラが映っている。
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 293人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あゆ(プロフ) - 初コメです！このお話めっちゃ面白いですね！！頑張ってください！続きが気になりすぎます！！ (4月11日 12時) (
レス) @page27 id: 4acdabfe3c (このIDを非表示/違反報告)
夏冬(プロフ) - 最高にいいお話で一気読みしちゃいました…続き楽しみに待ってます！頑張ってください！ (9月6日 1時) (レス) @page27 id: 770d92d812 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ - いつも楽しみお話を待ってます！いつも最高すぎて死にそう… (7月26日 22時) (レス) id: 779aa76224 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - 零さん» ありがとうございますッッッ！！！更新頑張ります(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (7月2日 20時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
零 - 神神神神神！すんごいドはまりした！続きが楽しみです！ (7月2日 12時) (レス) @page27 id: 28bd729bc9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミルクコーヒー | 作成日時：2023年4月15日 21時
