Ｎｏ．１６０ ページ11
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『いや…爆豪は普通に、家が近いだけの…
って前もこの話しなかった！？』
「あ？あー…かもな。うん
で、今は？」
(今！？)
そうきたか
てか、なんで爆豪？
自分と似た個性だから気になってるのかな？もしや
『私の友達』
「友達…ねぇ」
意味深にそう呟くと
まっすぐ前を向いたデイダラ。
(あ、そうだ)
まだ言えてなかったことがある。
『助けに来てくれて、ありがとうね』
「…今はもう悪役じゃねぇからな、…うん」
とか言いつつも、そっぽ向いて少し照れてるみたい。
そういう不器用なところも大好きだ。
『デイダラってさ』
「…ん？」
テントが目の前に迫ってきた頃、
私は静かに口を開いた。
『デイダラには…大切な人っている？』
「あぁ…………って、
！？」
オーバーにリアクションするデイダラに
思わず笑ってしまった。
「な、なんだよ急に…、うん、」
『や、別に』
ふふ、と笑いながら私は続ける。
『私が強くなれる理由はね、“ある人”のためなんだ』
じっとデイダラを見つめてそう言うと
彼は眉をピクリと動かした。
「誰だよ。うん」
『直球かよ』
(そりゃもちろん…)
この爆発野郎しかいない。
『人は、大切な何かを守りたいと思った時に
本当に強くなれるものなんだよ』
「(…それ、どこかで…)」
ふと、
少し何かを考えるような仕草を見せたデイダラは
やがてハッとした様に私の顔を見た。
「それ、ハクも言ってた…
お前の受け売りだったか。うん」
『え？ハクが？
いや、この話はしてもないしされてもないよ』
「…ほう
やっぱお前ら姉弟だな」
『確かに
ハクの場合は再不斬さんかな』
ハクと私がまさか同じことを。
私の場合は、この話は元々
デイダラにしかしないつもりだった。
一番大切な人であるデイダラに聞いて欲しかったから。
『私の大切な人はね＿＿』
「…、」
真剣な顔をしているデイダラを見つめながら
ゆっくりテントを開けると＿＿
香「テメェデイダラ！！
治療途中に何出ていってんだ！」
『！？』
突然、香燐が飛び出してきた。
デ「うるせぇな！
治療はこいつにしてもらう。…うん」
そう言って彼が指さしたのは私。
いや、え。
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あの子はおまけの子【デイダラ】
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あゆ(プロフ) - 初コメです！このお話めっちゃ面白いですね！！頑張ってください！続きが気になりすぎます！！ (4月11日 12時) (
レス) @page27 id: 4acdabfe3c (このIDを非表示/違反報告)
夏冬(プロフ) - 最高にいいお話で一気読みしちゃいました…続き楽しみに待ってます！頑張ってください！ (9月6日 1時) (レス) @page27 id: 770d92d812 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ - いつも楽しみお話を待ってます！いつも最高すぎて死にそう… (7月26日 22時) (レス) id: 779aa76224 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - 零さん» ありがとうございますッッッ！！！更新頑張ります(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (7月2日 20時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
零 - 神神神神神！すんごいドはまりした！続きが楽しみです！ (7月2日 12時) (レス) @page27 id: 28bd729bc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルクコーヒー | 作成日時：2023年4月15日 21時
