Ｎｏ．１５１ ページ2
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『デイダラ……あの男に“十八番”ぶつけてやって』
デ「いや、アホか。うん」
もちろん冗談ではある。
だけど、あの黒マスクに耳を貸す度に
オールマイトの様子がおかしくなってるんだ。
「＿＿＿負けないで…」
『…！』
それは、小さな声だけど確かに聞こえた。
私の元まで。
さっき瓦礫の下敷きになっていた女の人の声だ。
「オールマイト……お願い
救けて」
『…！』
デ「…？A？」
“たすけて”
そう呟く彼女の姿が
かつての私と重なって見えた。
……だからこそ、
『っオールマイト！！』
しっかりしてよ
オールマイト
彼らの頭上を飛ぶ私たちは
そんな彼らのことを見下ろしていた。
オ「＿＿お嬢さん、もちろんさ」
『…！』
泣きじゃくるあの女性を背中に、
オールマイトは口を開いた。
オ「あぁ…！多いよ…！ヒーローは…
守るものが多いんだよ
オール･フォー･ワン!!」
右腕に力を込めたオールマイト。
その腕は、[ずんっ！]と大きくなった。
オ「だから
負けないんだよ…！！」
でも
あの腕に全ての力を込めたとしたら？
それはきっと、何発も使えない…。
「渾身
それが最後の一振だね、オールマイト
手負いのヒーローが最も恐ろしい
腸を撒き散らし迫ってくる君の顔
今でもたまに夢にみる…
二･三振りは見といた方がいいかな」
黒マスクはそういうと、
すぅっと上に浮かび上がってきた。
デ「フン…」
『デイダラ…？』
デイダラは私を抱えたまま。
私たちの目の前まで浮かび上がってきたソイツに
デイダラは身を低くして構えた。
彼だって無傷じゃないのに。
負傷した腕で、私を強く抱き抱えている。
「…、」
デイダラと黒マスクが睨み合う中
突然、
[ゴォォ！]
と、炎の塊が黒マスク目掛けてぶつかった。
エ「なんだ貴様…
その姿はなんだオールマイトォ！！！」
『…！エンデヴァー！』
それに、他のヒーローたちまで…！
ということは、あの脳無たちを倒したのか。
でもあのエンデヴァーの言葉からして
オールマイトのあの姿を見るのは
彼も初めてということ…？
黒マスクがエンデヴァーに気を取られている中、
デ「…旦那！！」
『っ？』
デイダラが起爆粘土で小さな鳥の形を造形すると
サソリを呼んだ。
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あゆ(プロフ) - 初コメです！このお話めっちゃ面白いですね！！頑張ってください！続きが気になりすぎます！！ (4月11日 12時) (
レス) @page27 id: 4acdabfe3c (このIDを非表示/違反報告)
夏冬(プロフ) - 最高にいいお話で一気読みしちゃいました…続き楽しみに待ってます！頑張ってください！ (9月6日 1時) (レス) @page27 id: 770d92d812 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ - いつも楽しみお話を待ってます！いつも最高すぎて死にそう… (7月26日 22時) (レス) id: 779aa76224 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - 零さん» ありがとうございますッッッ！！！更新頑張ります(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (7月2日 20時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
零 - 神神神神神！すんごいドはまりした！続きが楽しみです！ (7月2日 12時) (レス) @page27 id: 28bd729bc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルクコーヒー | 作成日時：2023年4月15日 21時
