Ｎｏ．１５０ ページ1
･
オ「身体が朽ち衰えようとも…
その姿を晒されようとも…
私の心は依然平和の象徴…！
一欠片とて奪えるものじゃあない！！」
「すばらしい！
まいった
強引で聞かん坊な事を忘れていた
じゃあ
あのね……」
『……？』
黒マスクがゆっくりと口を開く。
「死柄木弔は志村菜奈の孫だよ」
オ「…！」
「君が嫌がることをずぅっと考えてた」
(誰のこと……？)
まぁいい、
私たちは今のうちにここから離れないと。
すると、私の考えていたことが
デイダラにも伝わっていたようで
デ「いくぞ…うん」
と、さっそく鳥を作り出した。
飛び乗ろうと足に力を込めると、
[ズキッ]
『い”…』
さっき捻った足に痛みが走り、
顔を思わず顰めてしまう。
デ「…待ってろ」
『……？
＿＿っわ…！』
そんな私の様子を見兼ねて鳥から降りてくると
そのまま私を横抱きしたデイダラ。
そんな華奢な体のどこにこんな力があるんだよ。
…なんて言いかけたけど、
脱いだら結構いい体してんだよな。
って、変態か、私は。
(というか顔近っ…！)
『な、待っ…！』
デ「ちょっとの辛抱だ！うん！」
私が暴れ出そうとしてると思ったのか
そんな事を言われてしまった。
いや、私子ども扱いされてる…？
そんな中、
さっきのオールマイトの表情がどうしても気になり
私は彼らに再び目線を向けた。
デ「アレはアイツらに任せとけ…
お前はまず、脱出だ。…うん」
『…う、うん』
優しく抱かれてるこの感じ。
こいつ、あれだけ好戦的で
創造しては破壊を繰り返してるような奴なのに
私はやっぱり、この人のこういうところが好きだ。
私とデイダラが乗る鳥はゆっくり浮かび上がっていく。
その時聞こえてきた黒マスクの男の声。
「あれ……おかしいな、オールマイト
＿＿笑顔はどうした？」
オ「……き
さ、ま…！」
(……ん？)
『まってデイダラ…
オールマイトの様子が変』
デ「…あ？」
笑顔を消したオールマイトは
ギリギリと歯を食いしばってるようにも見える。
「やはり…楽しいな！
一欠片でも奪えただろうか」
オ「〜〜〜〜ぉぉぉぉ＿＿…！！」
あのオールマイトが
あんな表情をするなんて。
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 293人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あゆ(プロフ) - 初コメです！このお話めっちゃ面白いですね！！頑張ってください！続きが気になりすぎます！！ (4月11日 12時) (
レス) @page27 id: 4acdabfe3c (このIDを非表示/違反報告)
夏冬(プロフ) - 最高にいいお話で一気読みしちゃいました…続き楽しみに待ってます！頑張ってください！ (9月6日 1時) (レス) @page27 id: 770d92d812 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ - いつも楽しみお話を待ってます！いつも最高すぎて死にそう… (7月26日 22時) (レス) id: 779aa76224 (このIDを非表示/違反報告)
ミルクコーヒー(プロフ) - 零さん» ありがとうございますッッッ！！！更新頑張ります(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (7月2日 20時) (レス) id: f4edea90ba (このIDを非表示/違反報告)
零 - 神神神神神！すんごいドはまりした！続きが楽しみです！ (7月2日 12時) (レス) @page27 id: 28bd729bc9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミルクコーヒー | 作成日時：2023年4月15日 21時
