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『……ん』
目を開くと、真っ白な景色が目に映る。
…なにこれ天井？
あ、ここもしかして救護室？
『……う”っ…』
しかも起き上がろうとすると
体のあちこちが痛くて動かせない。
……あ、そういえば確か。
あの時私、どうなったんだっけ。
「A…？」
まだボーッとする頭でどうしてこうなったのかを必死に思い出していると、ふと隣から私を呼ぶ声が聞こえてきた。
…私の大好きな声だ。
『…隊長？』
「…ああ」
どこか安心したような、
悲しそうな表情を浮かべた隊長。イケメン。
「待ってろ
人を呼んでくる」
『あ、たいち……、ッ！』
「！？」
完全に私のわがままだけど、
もう少し2人だけでいてほしくて。
立ち上がろうとする隊長を思わず呼び止めると
肋が痛みそのまま蹲る私。
「まだ寝てろ…お前、重症なんだから」
『…隊長、もう少しここに居てほしいなー…
…なんて…ハハ』
とりあえず笑って誤魔化すと
隊長の目がまん丸に。あ、可愛い。
何この人完璧じゃん。
そんな彼の横顔を見ていると、
俯く隊長のその瞳が暗くなる。
「……頼むから、二度とこんな真似はするな」
『…あ…』
少しだけ隊長の目元に隈ができているのに気がついた。
「4日間、お前は眠ったままだった。
もしこのまま起きなかったら…って思ったくらい
…長かった」
4日間！？そんなに眠っていたのか…。
通りで頭が重いというかぼーっとするというか。
『私がずっと起きなかったら、どうしてた？』
「え？」
顔を上げた隊長と目が合った。
「……さぁな」
目を細めて笑った隊長。
……が、その目は決して笑っているとは言えない、
そんな暗い目をしていた。
「…そういや第3部隊の隊長と副隊長が、お前がやられたって聞いてお見舞いに来るとかなんとか、昨日うちに連絡があったらしいが…」
『え？亜白隊長と保科副隊長が？』
「あぁ
多分、来るなら今日だろ」
あの二人が来るの？まじで？
それはかなり嬉しい。
……でも、なんというか。
亜白隊長ってすごい美人だし強いし、
世間でも騒がれてるくらいだし…
様子を見ようと、チラッと隊長に目を遣ると
普通に目が合ってしまった。
「…どした？」
『あ、いや…
亜白隊長って、強いしすごい美人ですよね』
「え？まじで急にどした？？」
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続く (更新停止中)
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れーと - 最高です。頑張ってください。 (11月8日 21時) (
レス) @page6 id: 18437b55a7 (このIDを非表示/違反報告)
サク - 更新停止…頑張ってください!!次の更新楽しみにしてます!! (2022年3月15日 7時) (レス) @page6 id: 49ff1671c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルクコーヒー | 作成日時：2022年1月25日 23時
