【マサイ】コーヒーの香りに包まれて2【Fischer's】

自転車 ページ10

朝マサイくんと約束した夜の9時半に近づいてきたためお兄ちゃんに出かけることを伝え、自分の部屋に戻る。

着替えて、鏡の前でチェックする。

｢Aーマサイくんきたぞー｣

1階からお兄ちゃんに呼ばれ、慌てて降りる。

｢おまたせ！！｣

入口のそばで立っているマサイくん。

｢颯斗さん、Aさんお借りしますね｣

｢はいよ、持ってけ！｣

お兄ちゃんとよくわかんない茶番をやってお店を出る。マサイくんは自転車で来てたみたいで手で押していた。

｢後ろ乗る？｣

｢いやっ、私重いから、、｣

恥ずかしくて典型的な言い訳をする。

｢いいから乗って？｣

少し強引に言われてしまい、渋々後ろにまたがる。

｢ちゃんと捕まってないと落ちちゃうよ、ほら手｣

なんでこんなに今日のマサイくんは強引なのか、、ドキドキしながら私は腰周りに手をまわす。

それほど距離がある訳でもないからあっという間に着いてしまう。

｢動画シルクの部屋で撮るけど、先に俺の部屋とどっち来る？……っ/////いやっ、あの、、変な意味はなくてっ、！///｣

急に慌てだすマサイくん。その姿が面白くて笑ってしまった。笑
からかうつもりで、

｢マサイくんのお部屋、行こうかな？｣

と伝えると

｢っわかりました…//｣

と敬語になるマサイくん笑
恥ずかしくなると敬語になるってことを覚えておこうと脳内の片隅にメモをして、マサイくんの後ろを付いて行く。

next…

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