【マサイ】コーヒーの香りに包まれて2【Fischer's】

バレバレ ページ8

side颯斗

いつの間にか机で寝てしまってたらしく、朝目が覚めると首が痛かった。起き上がろうと体を起こしたら肩にかかっていた布団が床に落ちた。それを拾い上げて、Aがかけてくれたのかと少し嬉しくなった。
キッチンの方から声が聞こえるのでそっちに行ってみると誰かと電話をしているA。

｢11時、わかった！行く！……うん！ありがと！｣

友達かなーと思いながらキッチンの入口にもたれかかるようにして立つ。

｢さて、仕事しますか！｣

そう意気込んだAの背後にこっそり近寄る。
あと1m位のところで

｢包丁持ってるからくっつかないでね｣

と、バレてしまった。
さすが妹。

｢布団ありがとな｣

誤魔化し方が雑だが、本当に思っている事なので嘘ではない。
と、自分を正当化する。

｢私も寝ちゃってごめんねー。｣

リズムよく野菜を切りながらそう答えるA。

｢昨日は楽しかったか？｣

｢凄く楽しかったよ、、//｣

｢何したの？どこ行ったの？？｣

照れたAが面白くて質問を沢山投げかける。

｢うるさい！//｣

怒られてしまった。。
諦めて俺は台布巾とスプレー洗剤を持ってキッチンを出ることにした。

next…

更新遅くなりました。

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