【マサイ】コーヒーの香りに包まれて2【Fischer's】

視線 ページ25

｢そんなに見て、なにか顔についてる…？｣

恐る恐る聞いてみると

｢美味しそうに食べてくれてるから嬉しくて見てた。笑｣

と言いながら少し照れてるマサイくん。
私も釣られてなんだか恥ずかしくなったのでマサイくんも食べるよう催促した。

食べ終わって2人でソファーにもたれかかりながら一緒にテレビを見る。
１時間くらい経った時私の携帯が鳴った。
確認するとお兄ちゃんからで電話だった。
それをマサイくんに伝えて廊下に出る。

『A？今日は何時頃に帰ってくる？』

｢あ、お昼までには帰る！｣

『そかそか、、、』

なにか言いたそうに声が小さくなっていくお兄ちゃん。

｢どうしたの？｣

『いや。なんでもない待ってるからな』

そう言うと私の返事を待たずに電話を切ってしまった。
少し不安だからリビングに戻ってもうすぐ帰ってこいと言われたとマサイくんに伝える。

｢店の準備とかあるもんな、送るよ｣

その言葉に甘えて一緒に家を出ることにした。


next…

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