約束 ページ22
マサイくんがお風呂から出てきたのは15分後くらいで、細身のせいかジャージは丈がぴったりなのに少し大きいように見える。
「A、なんか飲む?」
キッチンの方から聞かれ、私は声がした方に振り向いてコーヒーが飲みたいと伝える。
「はい」
横に座りながら珈琲とお砂糖とミルクを机に置いてくれる。
「ありがとっ」
自分好みの量を入れ、ゆっくり混ぜる。
「今までウオタミさんに公開するって事がなかったから、何があるかわからない。でも、俺たちが、、俺が絶対Aのこと守るから、何かあったらすぐ言ってね?」
真剣な眼差しを向けられ、似たようなことを何度言われたことか、、と思いながら、でもそれほど心配してくれているんだと幸せに思いながら私は彼の目を見つめ返す。
「ネット世界で何が起こるかわからなくて少し怖いけど、マサイくんがいるから大丈夫な気がする。」
そう伝えたあとに続けて話す。
「あとね、たくさんマサイくんのこと好きな人がいるのに、私を選んでくれたこと凄く嬉しい。だからこそ、他のマサイくんを好きな娘たちにバカにされない彼女になろうと思いますっ、」
言ってから恥ずかしくなり珈琲をいつもより少し多めに飲み続けた。
「無理はダメ。適度にね。はい、約束。」
小指を差し出してきたので私の小指を絡めて「指切りげんまん〜」と一通り歌い、指を離して、お互いの残りの珈琲を飲み干した。
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なな(プロフ) - あすかさん» 分かりました!!リクエストありがとうございます!!書いてみます! (2018年5月7日 11時) (レス) id: 2dc7906e12 (このIDを非表示/違反報告)
あすか - フィッシャーズみんなでカラオケに行く話を見たいです! (2018年5月1日 0時) (レス) id: 19487447c2 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 桜雪姫さん» ありがとうございます!!頑張ります!d('∀'*) (2018年4月6日 0時) (レス) id: 6ec11e7283 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪姫 - マサイカッコヨス(*´艸`)更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2018年4月5日 23時) (レス) id: 5bac499af7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なな | 作成日時:2018年4月4日 7時