【マサイ】コーヒーの香りに包まれて2【Fischer's】

お風呂上がり ページ20

頭も体も洗って、あまり遅くなるとあれなのですぐにお風呂を出た。
綺麗に畳まれたタオルを一枚取って、全体を拭き、服を着る。
マサイくんの香りがする、、、と気持ち悪いことを考え、反省した。私の身長でもやはり彼の身長は高いから服はぶかぶかで、ズボンの裾を２回ほど折った。
今まで着ていた服を抱えリビングに行く。

ｶﾞﾁｬｯ。

｢あ、早かったね｣

｢あれ？皆は？｣

｢帰った。｣

…えっ。。

急に訪れた二人っきりの空間に心臓がうるさくなった。
撮影の前は普通に二人でいたのに、夜ということと、撮影であんなこと言われた後というのが相まって余計にドキドキを強くする。

｢とりあえず俺も風呂入るわ。あ、頭乾かすよな。おいで｣

腕を軽く引っ張られる。
それについて行き、もう一度脱衣所についた。
ドライヤーのコンセントを指してスイッチを入れる。
暖かい風が私の髪の毛に当たる。
細くて長い綺麗な指が私の髪の毛を捕らえて、離してを繰り返す。

ある程度乾くとスイッチを切って片付けるマサイくん。
どこかまだ怒っている様子で、私はそれについて聞くことにした。



next…

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