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「あとAちゃんが良かったら...なんだけど。連絡先教えてほしい。また会いたいって思ったときすぐに連絡したいから」
『...う、うん!いいよ』
すぐさまQRコードを出し、トークアプリでの連絡先を交換した。
「まじありがと!嬉しいわ」
『こちらこそありがとう』
「しょうもないことでもなんでも教えてね」
『しょうもないことって?』
「空綺麗だよーとか、今日のお昼はこれ食べたよとか(笑)」
『ふふ、本当しょうもないことだね(笑)』
「でもそんなことも知りたいの、Aちゃんのことは全部知りたい」
『…そんなこと簡単に言わないでよ。頭パニックになる』
「もっとパニックになること言ってい?」
ダメ、と言いかける私を遮るかのように話を続ける海斗さん。
「…俺ね、Aちゃんのこと気になってる」
顔が一気に熱くなるのを自分でも感じた。…相当赤いだろうな。
逸らしていた顔を海斗さんに向けると、
ニコッと笑って私の頬をツンとした。
「…顔真っ赤じゃん(笑)」
『っ、海斗さんがからかうから』
「からかってないよ。それと、さんはやだ海斗って呼んで?」
『…』
「じゃないと、ここにチューする」
私の唇をツンツンとしていたずらな顔をして笑っている。
『……………海斗』
「…っ、ダメだごめん。」
チュッと、唇に触れるだけのキスをした。
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作者名:ピヨ | 作成日時:2021年7月15日 2時