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隆くんはほんとにあっという間に

作った料理を全て平らげてくれた。




西「あー、美味しかったー !」



隆くんはにっこり笑ってそう言ってくれた。







その後は2人でソファに座ってたくさんお話した。



ほとんど、隆くんがお仕事の話をして

私はそれが嬉しくて隣でずっと聞いていた。






西「ごめん、仕事の話ばっかだ。」







「ううん、もっと聞きたい。」








ソロの話やAAAの話、


隆くんからしか聞けない、隆くんの気持ちが

すごく心に強く響いてきて聞いているだけでも


ワクワクするような話がだくさんあって。





でも、思うようにライブが出来なかったり

メンバー感のちょっとした気持ちの違いとか、





ソロに対する今の不安や今後のこと。




声、腰、体のこと。








隆くんから紡がれる言葉に胸が痛くなる瞬間も

何度もあった。





西「頑張りたいんだよ。

だけど、大丈夫なのかなって。」






「大丈夫、なんて軽く言えないけど…」






隆くんをギュッと抱きしめたくなった。




表には見せない心の奥の部分に触れて


大丈夫なんだよ、って言ってあげたくなる。




だけど、私のそんな軽い言葉は隆くんには

なんの説得力もないし安心材料なんかにならない。





「私は隆くんが頑張ってること知ってる。


ファンのみんなも。





その頑張りは自分の為じゃなくて周りのたくさんの

人のためだってことも知ってるよ。




隆くんは十分頑張ってるよ。」






私がそういえば、隆くんはギュッとしてくれる。





西「俺、幸せだわ。


Aがいたら何も怖くないと思う。」







私が一生懸命紡いだ言葉は隆くんに届いて。




西「ほんと、いつもありがとね。」




隆くんの言葉は私に響く。





人を想うことを教えてくれたのは

誰でもない、西島隆弘だ。








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作者名:ma2894am | 作成日時:2021年11月3日 22時

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