恋は忍んで然るべき【仙石忍】

18.勢いで来られるとこちらもテンパって勢いで返しちゃう ページ18

*





ガラッ

仙石「山本殿！！」




A「え、仙石くんどうしたの？」




放課後、Trickstarのみんなと打ち合わせをしていて


突然開いたドアに驚きが隠せない



いつもは堂々と教室内まで入ってくることはなかったのに





仙石「お話があるでござる！」



A「は、はい。」



気迫に押されてそんな言葉しか出てこない。


話してた氷鷹くんを明星くんが遠くに連れて行ったことにも気づかないくらい





仙石「せ、拙者は、




山本殿が、好きでござる！！」





言われた




言われてしまった






A「で、も…ほら、


親しみと、勘違いしてるだけかも、しれないし…」




最低。


自分でもわかる。



あーぁ、嫌われたかも




でも、嫌われたほうがいいのかな。








仙石「勘違いじゃないでござる！！」





まっすぐこちらを見て言う彼は



屋根の上で泣いていた彼とは思えないくらいで





仙石「好きでござる！、好きなんで、ござるよ、！」




でも、光る黄色の瞳が、揺れ始めて



泣かないで




A「ごめんね、うん分かった。分かってるから、」


仙石「う、っ迷惑で、ござる、か？」



ついにこぼれだした涙が、彼の頬を伝う。


落ち着かせないと、えっと、





A「迷惑なんかじゃないよ、




私も好きだから！」



仙石「え、」






驚いて涙が止まった。



そして私の思考も止まった







え、私、




今なんて・・・？





*

19.くっつけちゃおう(早いって？うん自分もそう思う)→←17.告白には勇気がいるのでどうか背中を押してあげてください

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