ありがとうの意味 ページ7
「チャンミン？」
まだふわふわしてる視界の中で愛おしそうに「ん？」って微笑む君。
「ありがとうは…私の方だよ？」
そう言って頬に伸ばした指先はその直前でチャンミンに拐われて手のひらにちゅっとキスをされる。
「違います。あれは…そういう意味で言ったんじゃありません」
「ん？」
チャンミンは私を抱きしめたままゴロンと横になると、顔を見合わせて唇と唇を微かに触れ合わせた。
「チャンミン…」
まださっきの余韻が体に残る私は、そんな微かなキスにまで蕩けてしまう。
「Aさんが教えてくれたんだよ？」
チャンミンの手が悪戯に腰のラインをなぞるのは、きっと私の反応に気づいてるから。
「ん…なにを？」
「いくら体が気持ち良くても心が満たされなくちゃ意味がないって」
「そうだっけ…」
「忘れたの？」って、君は呆れた顔をするけど。
本当は忘れたんじゃなくて。
ただ、ちょっとかっこつけた自分のその台詞が恥ずかしく思えただけ。
「それでね、さっきので…Aさんのその言葉の意味が理解できたっていうか…実感できたっていうか…」
チャンミンが照れ臭そうに話すからなんだか私まで照れてしまうんだけど。
「僕にあそこを舐められてるAさんが本当に気持ち良さそうで…それ見てるだけで僕も凄く満たされて…ああAさんの言ってたことはこういうことだったんだなって思ったんです」
「へぇ…」
なんか…自分の痴態をそんな風に熱く語られると、照れるとか恥ずかしいを通り越して頭が考えることを拒否し始めるんだね。
初めて知った。
「それで…なんでありがとうなの？」
「だって、あの時…Aさんがその話してくれた時に、意地を張って必死にやってたとしてらきっとこんな気持ちにはなれなかったと思うから…」
「だからです」ってチャンミンが満足げに微笑むから。
止まってた私の思考も動き出して。
「だったら…もう一回ご褒美のキスちょうだい？」
「ご褒美のキス？」
そう思ってるのは私だけだから当然チャミンはキョトンとしてるけど。
あの時のキスは優しくて温かくてふわふわしてて本当にご褒美みたいだったの。
「ありがとうのキス」
そう言うとやっとわかったって顔をした君は、あの時みたいに愛おしそうに私の頬を撫でて。
「Aさん、ありがとう」って、さっきよりもずっとずっと上等なご褒美のキスをくれた。
「へへっ…嬉しい」
「嬉しい？」
「うん」
私が笑うとチャンミンも笑って。
とても幸せな気分だった。
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檀(プロフ) - まゆまゆさん» まゆまゆさんコメントありがとうございます(*´ω｀*) 覚えたてですぐスイッチ入っちゃうチャンミンなんですけど(´∀｀;) ベビードールも当然スイッチ入りますけど(笑)少し回数減らした方がいいのかな…というのが今一番の悩みどころです(^_^;) (2017年12月4日 10時) (
レス) id: e20eacfe87 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - あらあら。後でベビードール見て地団駄。「はぁ。なんで早く言いませんか？」って。準備できなかったのはチャンミンのせいなのに(笑)。で、またスイッチ入っちゃう感じ？ (2017年12月4日 1時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
檀(プロフ) - ちゃみゅさん» ちゃみゅさんコメントありがとうございます(*´ω｀*) リアルにそんなチャンミン見られるなら少しぐらい寿命が縮んでも構いません(笑) この先もまたよろしくお付き合いくださいね。 (2017年11月13日 17時) (レス) id: e20eacfe87 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃみゅ(プロフ) - マジで、リアルチャンミンのそんな姿を見てみたいですよ〜（≧∇≦） (2017年11月13日 15時) (レス) id: 58d29829e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檀 | 作成日時：2017年11月13日 12時
