何でもいいから欲しい ページ28
「ん…ふ…」
触れあった唇を割ってチャンミンの温い舌が入ってきて…
それは愛しさの交換というには濃厚過ぎてどうあってもその先を思わせる。
「は…チャンミン…まだ…」
乾杯をしてそれほどの時間は経っていない。
思考が蕩けるほどワインに酔ってるわけでもない。
チャンミンの胸を押してみたけど
離れるどころかそのまま押し倒されて…
「Aさん…ゴメン…先にプレゼントください」
そう言ってチャンミンは首筋に顔を埋めた。
「あ…ん…だから…それはプレゼントにならないって…」
こんな早急に求められると思ってなかったから
下着の準備もできてない
「はぁ…だったらご褒美にください…」
「ご褒美？」
「忘れた？なら、何でもいいです…もうスイッチ入っちゃったから…止まれない…」
「あ…ん…」
別に焦る必要はないのに
チャンミンの愛撫は性急で
「はぁ…はぁ…もうAさんの中に入りたい…」
言うが早いかポケットからアレを取り出して封を切っている。
「チャンミン…それ…いつもポケットに入れてるの？」
「ん？これ？」
つい半年前に初めて本番で着けた君が
いつの間にか手慣れた風にそれを扱うのを不思議な気持ちで見つめる。
「ここに来るときだけね…玄関でスイッチ入っちゃうかもしれないし」
悪戯に笑う君はもう準備万端で
先っぽが私の上をヌルヌルと撫でていく。
早く入りたいと言ったくせに
そんな風に焦らされたら欲しくなるのは私の方が先で
「あん…チャンミン…ね…」
「ん？なに？」
そんな私に満足気に目を細めると、おでこを合わせて意地悪を言う。
「どうして欲しい？」
「ん…意地悪…」
「なんで？言ってくれなきゃわからないでしょ？Aさんのいいようにしてあげるから…ね？」
自分だって我慢してるくせに
なんでそんなに余裕なフリをするの？
「ん…ゃ…ぁ…」
「Aさん…ウルウルしてる……はぁ…可愛い…」
愛おしそうに眉根を寄せたチャンミンは目尻に唇を落とすと、頬や鼻先に次々に触れ
「意地悪してゴメンね？」って唇を啄むようなキスをしながらゆっくりと私の中に入ってきた。
「は…あ…ん…」
チャンミンが私の中を満たしていくのと同じに心も満たされていく。
「チャンミン…好き…」
「僕も………はぁ……やっぱりAさんの中…気持ちいい…」
「…バカ」
「ふふふ…」
私たちのしている行為はとても淫らなのに
チャンミンの腕の中は凄く穏やかで温かかった。
．
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檀(プロフ) - まゆまゆさん» まゆまゆさんコメントありがとうございます(*´ω｀*) 覚えたてですぐスイッチ入っちゃうチャンミンなんですけど(´∀｀;) ベビードールも当然スイッチ入りますけど(笑)少し回数減らした方がいいのかな…というのが今一番の悩みどころです(^_^;) (2017年12月4日 10時) (
レス) id: e20eacfe87 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - あらあら。後でベビードール見て地団駄。「はぁ。なんで早く言いませんか？」って。準備できなかったのはチャンミンのせいなのに(笑)。で、またスイッチ入っちゃう感じ？ (2017年12月4日 1時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
檀(プロフ) - ちゃみゅさん» ちゃみゅさんコメントありがとうございます(*´ω｀*) リアルにそんなチャンミン見られるなら少しぐらい寿命が縮んでも構いません(笑) この先もまたよろしくお付き合いくださいね。 (2017年11月13日 17時) (レス) id: e20eacfe87 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃみゅ(プロフ) - マジで、リアルチャンミンのそんな姿を見てみたいですよ〜（≧∇≦） (2017年11月13日 15時) (レス) id: 58d29829e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檀 | 作成日時：2017年11月13日 12時
