酔ってるから？ ページ30
いつもみたいにキスをしたらきっとすぐに深くなるだろうと少し身構えていたのに
意外にも唇を触れ合わせただけのキスで離れたチャンミンは柔らかく微笑んで
「Aさん、ありがとう」って、ふんわりとハグしてくれた。
「うん…どういたしまして」
きっとされたら突っぱねてただろうに、無かったら無いでちょっと物足りないと感じてしまう私は随分と自分勝手だ。
あんな子どもみたいなキスだけでニコニコとご機嫌にワインを口にしているチャンミンを見ていると自分が凄く小さい人間に思えてくる。
「Aさん？」
「え？あ、そうだ、ちゃんとプレゼントも用意してるんだよ」
「ホント？」
「ふふっ、ベッドで…じゃないよ？」
君の瞳があんまりキラキラしてるから
ガッカリされたくなくて先回りしてしまう。
「そんなに何回も言わなくたってわかってますよぉ…」
頬っぺたを膨らませて拗ねてる君も今はとても眩しい。
「だって…なぁんだって思われたら悲しいから」
「そんなの…思うわけないじゃないですか」
そう言ってチャンミンは私を優しく包んでくれる。
「Aさんが僕のためにケーキやプレゼント用意してくれたってだけで泣きそうなくらい嬉しいんだから」
「ホントに？」
チャンミンの顔を見上げたら
照れ臭そうな笑顔が降ってきて
「全然泣いてないし…」
間近で見るにはあまりに眩しすぎてまた可愛くないことを口にしてしまう。
「それは言葉の綾です。それくらい嬉しいってこと」
わかってるけど…
コツンとぶつかったおでこから君の熱が伝わってきて私の方が冷静でいられなくなりそう。
「Aさん」
「ん？」
「ん？って…プレゼント、くれるんでしょ？」
「え、あ、そうだった。ちょっと待っててね」
「うん」とあっさり緩めてくれた腕を抜け出して用意していたプレゼントを取りに寝室へ
「はぁ…やばい…酔ってるのかな」
自覚できるほど熱くなった頬
チャンミンの腕の中がいつもよりドキドキして落ち着かないのはワインのせいなんだろうか。
「Aさーん、まだぁ？」
「うーん、ちょっと待って」
クローゼットから取り出した包みは「彼氏ができたら」と得意の妄想力を働かせて用意したものだったけど…よくよく考えてみたらチャンミンにこれが必要だろうか？という疑問も沸々と湧いてきてて
でも、下着のサプライズが失敗に終わった今となってはこれが唯一のプレゼントなんだよね。
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檀(プロフ) - まゆまゆさん» まゆまゆさんコメントありがとうございます(*´ω｀*) 覚えたてですぐスイッチ入っちゃうチャンミンなんですけど(´∀｀;) ベビードールも当然スイッチ入りますけど(笑)少し回数減らした方がいいのかな…というのが今一番の悩みどころです(^_^;) (2017年12月4日 10時) (
レス) id: e20eacfe87 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - あらあら。後でベビードール見て地団駄。「はぁ。なんで早く言いませんか？」って。準備できなかったのはチャンミンのせいなのに(笑)。で、またスイッチ入っちゃう感じ？ (2017年12月4日 1時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
檀(プロフ) - ちゃみゅさん» ちゃみゅさんコメントありがとうございます(*´ω｀*) リアルにそんなチャンミン見られるなら少しぐらい寿命が縮んでも構いません(笑) この先もまたよろしくお付き合いくださいね。 (2017年11月13日 17時) (レス) id: e20eacfe87 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃみゅ(プロフ) - マジで、リアルチャンミンのそんな姿を見てみたいですよ〜（≧∇≦） (2017年11月13日 15時) (レス) id: 58d29829e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檀 | 作成日時：2017年11月13日 12時
