笑窪の君

打ち合わせ 2 ページ49

Aside




マネージャーはプロデューサーとまだ話があるらしく1人で衣装合わせに移動



衣装さんが色々組み合わせて体に当ててくれる


そんな姿を鏡の前でぼーっと突っ立っていると



衣装さん「じゃあ、まずこれ着てみてください！」




その場で試着させてもらった衣装はどれも白が多かった




「白が多いんですね」



衣装さん「そうなんですよー。
特に登場のシーンは涼介の美月に対する10数年前の儚い繊細なイメージを崩さない感じなので」




『儚くて繊細、、、』




まるで着せ替え人形のように次々と衣装に袖を通す


衣装合わせも終わり先程の打ち合わせをした部屋に
戻る道中


スタッフ「そういえば、先日相手役の神山さんも衣装合わせに来たんですよ。僕の相手役誰なんですかねーって楽しみにしてましたよ。」




「そうなんですね。お会いするの緊張します、、」



....



スタッフ「折原さん衣装合わせ終了です。」


マネ「お疲れ様。どうだった？」


「白ベースの衣装が多くて可愛かったです。イメージは儚い感じと伺ったのですが、私に務まりますでしょうか？」




P「もちろんですよ！折原さんのその透明感とどこか掴めない、消えてしまいそうな儚さが今回の美月という役にぴったりなんです。
気張らずありのままリラックスして演じて下さい。
先日いらした神山さんとも良い空気感を出せると期待しております。
では、よろしくお願いいたします。」





「よろしくお願いいたします！」




迎えにきていたタクシーに乗り込み次の現場へ向かう



マネ「ドラマ楽しみだね。
色々不安もあると思うけどプロデューサーさんも言っていたように、気を張らずリラックスして頑張ろうね。」




「はい、、」




マネージャーの話を聞きながら資料に目を通す




マネ「ドラマが始まる前に番宣もあるから。
美海は後半からの出番だから、番宣に出るとしたら後になると思うけど」




「はい、分かりました。番宣だといろんな番組に出られますよね。楽しみです」



日本テレビ系列だから、あの番組にも？この番組にも？なんていろんな妄想を広げる





次の現場では後日出演させていただくバラエティのアンケートと軽いインタビューを受けた





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