お菓子な蛙。 ページ10
『「はい、ダンブルドア先生…！」』
ダ「うむ、よろしい、それならば話を進めるとしよう」
私達は大きな覚悟と決意を胸に抱き、先生の話を待った。
ダ「まあ、そう堅くならずに。百味ビーンズはどうかね？」
て「頂きます！先生！」
程なくして小さな呻き声が聞こえた。てつや曰く、不味すぎて何味か解らないらしい。
ダ「外れを引いたようじゃな…Aはどうかね？」
『頂きます…。
あ、リンゴ味かな…？甘酸っぱくて美味しい♪』
ダ「運が良いのぉ、にしても驚かないところを見ると、本当になんでも知っているようじゃの」
『ええ、もちろん！蛙チョコレートは間近で見てみたいです！』
ダ「これかの？」
ゲロゲロと箱の中から勢いよく飛び出した蛙(チョコレート)は、べちゃり、とてつやの顔に張り付いた。
て「ぎゃああああ！！！」
『ぷっ…あっはっはっ！！てつや美味しい？？ふふ…』
バタバタと顔で暴れる蛙に、てつやも負けじとバタバタと暴れる。
て「笑ってないで助けてよーう！！美味しいけど！」
ダ「ほほほ、緊張も溶けたようじゃな。このわしのカードはてつや、君にあげよう。蛙の詫びじゃ」
て「やったぁああああ！！！ありがとうございますダンブルドア先生！！」
ほほほ、と笑うダンブルドアはまるで、孫を見つめるお爺さんそのものだ。
ダ「よし、では話しの続きじゃ。君たちは今日からホグワーツの4年生じゃ。」
『4年生…ということは14歳…ですか？』
ダ「その通りじゃA、しかし、年齢に関しては問題ないじゃろう。日本人は童顔の傾向にある、お主らも十分14歳で通るはずじゃ…向こうでも学生だったのじゃろう？」
『ええ…18でしたけど…まあ、いけますよね…？』
ダ「なんと！」
て「なんと！とは！」
ほっほ、と誤魔化されてしまったが、私たちはとりあえずピチピチの14歳というていで行くことになった。ダンブルドアはそんなことより、てつやのオレンジ色の髪が地毛かどうかが気になってしょうがないようだった。
ーーーJapanese magic☆
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：MAI(._.) | 作成日時：2019年7月7日 21時
