森の番人。 ページ6
？「ん？誰だ？こんなところで何してる？」
て「ハグリット！！！たたたたすけて！」
ハグ「迷い込んだのか？まったく、近頃はそういう生徒が多くてなんねぇ。にしても見ねえ顔だなぁ…」
『あ、あの！今年から特別に入れてもらうことになって！』
ハグリットは暫く考え込んでいたが、なんとか納得してくれた。
ハグ「ふーん？まあ、いい…。こんなご時世だ、さっきもあの印見たろう？こんなとこに居ちゃなんねぇ、行くぞ」
て「ふぅ…なんとか抜け出せるな…」
ヒソヒソとてつやが耳打ちしてきた
『学校に着いたら、ダンブルドアに事情を説明しないと。あの人なら本当のことを言っても信じてくれるはず』
て「そうだね…」
暗い森をハグリットのランプの灯りを頼りに歩く、夜風冷たく、風邪を引きそうだ。さっきまでの闇の印はとうに消えて、満天の星空が広がっている。気温的には秋の終わりぐらいと言ったところだろうか。
ハグ「ファング、俺の小屋で待っとれ。さあ、学校までもう一歩きするぞ…」
て「よろしくね、ハグリット」
ハグ「そんいえば、新しく入ってきたのに、なんで俺の名前知ってんだ？？」
『ダンブルドア先生が教えてくれたの！先生たちの名前！』
ハグ「そうか。おめぇさんたち名前は？？」
『A、よ。』
て「俺は、てつや！」
ハグ「Aにてつや、またなんか困ったことがあったら言えや？この学校に慣れるまでは時間がかかるだろ」
『うん！ありがとう！！』
て「あ、ハグリット！！ぎゅーーってしていい？？」
てつやの唐突のお願いに、少し驚くハグリットだったが、快くハグしてくれた。
ーーー優しさの塊。
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作者名：MAI(._.) | 作成日時：2019年7月7日 21時
