異世界姫と異世界王子 (ページ13)

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紅の談話室。ページ13

て「A！行こう！グリフィンドールの寮にいよいよ行けるね！」

『そうね！楽しみ！』

私達はグリフィンドールの寮へと向かった。動く階段を上り、とある肖像画の前で止まればそこには可憐なドレスを身に纏ったふくよかな女性がいる。監督生が合言葉を言うと扉は開かれた。

フ「ねぇ、A、聞きたいことがもっといっぱいあるんだ！」

ジ「てつや！さっきの話の続きだ！」

二人とも大人気なため、今日はまだまだ寝れなそうだ。Aは、しばらくフレッド達と話した後、するりと抜け出してハリーの隣のソファーに座った。

『ハリー、魔法対抗試合に出るんだって？ダンブルドア先生から聞いたよ』

ハリ「そうなんだ…でも、僕は出たくなかったよ。友達を失いかけてる」

『(そうだよね今、ロンと絶賛喧嘩中だもんね…ゴブレットに名前を入れた犯人もわかってるけど言えないもどかしさ…)
なにか出来ることがあったら言ってね、協力する』

ハリ「ありがとう、A」

フ「あ、いたいた！A！今日は、一緒に寝るだろ？？」

『はい！？』

ジ「おい、フレッド！！抜け駆けはズルいぞ！」

ロ「はあ、ごめんねバカな兄貴たちで…。さあ今のうちにハーマイオニー！マイを部屋に連れてって！」

ハー「A、行くわよ！」

ハーマイオニーは、Aの手を取ると逃げるように部屋へと向かった

ロ「てつやはこっちねー」

て「ほーい！」

なんだか修学旅行みたいでワクワクしてしまう。やっぱり恋愛話は鉄板だよね。

て「ねぇ、ロンは好きな子とかいないの？？」

ロ「好きな子かあ…まあ、まだよくわかんないなぁ、自分でも」

て「そっかー。
(ふふ…この頃はまだ全然自分の気持ちに気づいてないんだよな…)」

ロ「てつやは？Aの事どうなの？？」

て「え…！？」

ーーーー双子の考えは一緒。