凸凹カップル

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なんで外しているのかなんて分からない









だけどチャンスだと思った









ひもが解けたのと同時にソイツを突き飛ばして
玄関まで必死に走った









「 きゃっ！ 」









腕をぐっと引かれて床に倒れてしまう









「 いやあああああああ！！！！ 」









両手を片手で抑えられて叫べないように口を抑えられる









そのゴツゴツした手が怖い









父「 やることが全て終わったら帰してやるよ 」









足をバタバタさせるけど男の人の力には敵わない









もう終わった…









そう思った瞬間両手が自由になった









それでもソイツは私に馬乗りしたまま降りない









口も自由になった瞬間服の中に手が入ってきた









「 いやっ… 」



父「 いい体してるなぁ 」









昔からそう

そんな気持ち悪い目つきで私を見ていた









最後の力を振り絞って思いっきり起き上がった









そしてバッグを持ち、すぐに家から出て逃げた









こうやって必死に走ったのは何度目だろう









…

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