no.8 ページ10
.
爆「うるせェ！！！！」
「ご、ごめん…」
内心爆豪くんの方がうるさいよ…と思いながらも謝る。
「雄英生かぁ……私がヒーロー目指してるのかぁ………」
爆「…てめぇは目指してねェんか」
「んー…、目指してたんだけどさ、諦めちゃったんだ。敵に襲われちゃったことが昔あって、偶然ヒーローが助けてくれたんだけど、…その時は、ヒーローへの憧れよりも敵の恐ろしさが勝っちゃって…」
その時はほんとに、体がすくんで動けなかった。
今でも思い出せる、あの怖さ。私のヒーローへの想いなんて、あっという間に打ち砕かれた。
爆「……こっちのお前も、敵に襲われたことがある」
「！！」
爆「そん時は俺も一緒で、2人してまだ敵わねェくせに敵に立ち向かった。…結局傷だらけのボロボロになってヒーローに助けられたけどな」
「私が、敵に………立ち向かった……?」
なんで、と声が漏れる。
この世界の私はどうしてそんな勇気を持てたのだろう。
爆「…………俺が、怖くなかったんか、って聞いたらお前は、
"だって、かっちゃんがいたから"
だとよ。めちゃくちゃ震えてたくせに、強がってやがった」
爆豪くんが控えめに頬を赤らめて、ちっ、と舌打ちしながらぶっきらぼうに言う。
"かっちゃん"って、爆豪くん……？
この世界の私の中では、爆豪くんは恐ろしい敵に立ち向かえる勇気をくれる、とても大きな存在なんだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 66人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
真野(プロフ) - ララさん» 何度もすみません…;;修正しました！ありがとうございます！ (2019年9月21日 18時) (
レス) id: bfece86865 (このIDを非表示/違反報告)
ララ(プロフ) - あと、5話と6話も内容が一緒かと...更新頑張って下さいね！楽しみにしてます！ (2019年9月20日 21時) (レス) id: 46c826d504 (このIDを非表示/違反報告)
真野(プロフ) - ララさん» 初めまして！ご指摘ありがとうございました！修正しましたのでよろしくお願いします！ (2019年9月20日 20時) (レス) id: bfece86865 (このIDを非表示/違反報告)
ララ(プロフ) - 初めまして！コメント失礼します！楽しく読ませて頂いています！3話と4話の内容が同じだと思われるのですが...バグなどでしたらすみません！ (2019年9月20日 12時) (レス) id: 46c826d504 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：真夏 | 作成日時：2019年9月19日 21時
