１５話だよ ページ17
今度の結界は、攻撃性のない壁みたいな結界のようなので、今回三日月さんがとった策は通用しない
「こんのすけさん……怒っちゃいましたね…また話せるでしょうか」
「また話せるさ…。主は優しいからなぁ…その時は俺も頭を撫でてもらおう」
「そうだな！次はとびっきりの驚きを届けてやろう！」
…絶対また来る気だ………
外で話し声が聞こえるが、こんのすけの言葉に返事を返した者はおらず、次に来た時の話をしている
僕は未だに怒こっているこんのすけを宥めた
_____ _____ _____ _____ _____ _____ _____
これは審神者の部屋に訪れる前の話…
三日月は虎を抱きながら上機嫌で廊下を歩いていた。
「どうしたんだい？そんなに上機嫌で。」
こんな彼を見つけ、珍しそうに問いかけたのは鶴丸国永だ
「その虎は五虎退のか？ついさっき、五虎退が探していたな。だが、何故君が嬉しそうに虎を抱えてるんだ？」
「はっはっはっ、そう見えるか…。いやなぁ…新しい審神者があれ程可愛らしいとは…」
「はあっ！？君、新しい審神者に会ったのか！どこで会ったんだ！どんな奴だったんだ！」
食いつくように聞いた鶴丸に、三日月は嬉しそうに話す。
「まだ幼い少年だったぞ？短刀たちと同じ程の背丈をしていたな。それに…人の子にしては珍しい白い髪と赤い瞳だったな…。本丸と離れを繋ぐ廊下でな、離れに迷いこんだ虎を本丸に送りに来ていたのだろう。虎を抱えた姿は実に可愛らしかったぞ。」
「こりゃあ驚いた。新しい審神者はそんなに幼いのか…。それと、珍しい容姿…。そりゃあ会ってみたいもんだな！」
話をすれば、最初の時よりも会いたい気持ちが強くなったようだ。
「あぁ、それと虎を頼んでもよいか。少し行きたいところがあるのでな。」
「？別にいいが何処に行くんだ？」
「離れだ。」
· · ·
「はぁぁっ！？」
しばらくの沈黙が流れたが、鶴丸の声によりそれは壊された。
「離れってことは、新しい審神者に会いに行くのか⁉」
「そうだが？」
未だに驚いてぽかんとしている鶴丸に、三日月はほけほけと笑う。
「虎をよろしくな。」
鶴丸に虎を預け離れに行こうと足を進めようとする三日月を、我に返った鶴丸が止めた。
「三日月！俺も行くぞ！」
「そうか。では、俺は先に行っとくぞ。」
「あっ…おい！虎を……行っちまった…。」
鶴丸は腕に抱えた虎を見て、溜め息をついた。
「はぁ…仕方ない。先に五虎退に虎を渡すか…。」
そう言うと鶴丸は、三日月とは反対の方向に歩き出した。
その後、五虎退がその話をして行きたがったのは言うまでもない。
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動物になりたい(プロフ) - ありがとうございます！m(_ _)m (10月22日 10時) (
レス) id: 80917aefbd (このIDを非表示/違反報告)
快晴(プロフ) - 頑張ってください！応援してます！ (10月22日 9時) (レス) @page24 id: 3fba93f21d (このIDを非表示/違反報告)
動物になりたい(プロフ) - 更新が遅くて申し訳ないです！これからも引き続き頑張って書きます！コメントありがとうございます！！書く励みにします！！ (10月22日 9時) (レス) @page23 id: 80917aefbd (このIDを非表示/違反報告)
鳥月風花(プロフ) - この作品大好きです！応援してます！.。o○ (2020年3月27日 8時) (レス) id: 29ed657b53 (このIDを非表示/違反報告)
真鈴(プロフ) - 初めまして！このストーリーを読ませてもらっています！次の更新待っています！頑張ってください、応援してます！ (2020年3月23日 15時) (レス) id: 9f5e33e110 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：動物になりたい | 作成日時：2020年3月20日 2時
