検索窓
今日:2 hit、昨日:9 hit、合計:71,370 hit

11話だよ ページ12

本丸につきあたりを見渡した。

「………よし、誰もいないな。」

僕はそっと白い猫みたいな動物をおろし頭を撫でた。

「…もう迷子になるんじゃないよ。」

「ガウ!」

僕の言葉に返事をするかのように鳴いた。

「バイバイ。」

誰かに見つかって捕まる前に急いで離れに戻った。

「……あの子供が今代の審神者か…」

一振りの刀剣男士が見ていたことにも気づかず…

_____ _____ _____ _____ _____ _____ _____

「ただいま戻りました!主様!わたくしがいない間、何事もありませんでしたか!」

「とくに何もないよ。ただ白い猫みたいな動物を本丸に届けただけだよ。」

「白い猫みたいな動物ですか?それに本丸に行かれたのですか!?」

僕は今日あった出来事を話した。

「きっと五虎退殿の虎でございましょう!」
「虎なの?確かに猫とは違うと思ってたけど…」

猫じゃないんだ……少しびっくりしたけどかわいかったな

「そんなことよりも!主様!もし誰かに見られでもしたらどうするのですか!本丸に行かれるのは危険です!まだ信用をしていらっしゃらない刀剣男士もいるのですぞ!」

こんのすけは顔を青ざめながらプンプン怒り出した

確かに僕の行動は軽率だったな

刀剣男士は戦場に立ち戦っている。そんな彼らに見つかってしまえばすぐに捕まるだろう。

「…ごめん、こんのすけ。僕の行動は確かに軽率だった。次から気をつけるよ。」
「そうしてください!主様に何かあれば、わたくしはっ!」

最悪な状況を想像したのか、今にも泣きそうな顔をしているこんのすけに罪悪感を感じた

「本当にごめんね。かわりに今日はお揚げをたくさん作るよ。」

「ほぅ、主が作るのか。それは食べてみたいものだな。」

一気に静かになった

………今の声は誰だ?こんのすけの声ではない。

障子の向こうに1つの人影

もしかして…

「はっはっはっ、俺は三日月宗近と言う。昼間に五虎退の虎を抱えておったのは新しい主だろう?
話がしたのだが…ここを開けてはくれぬか?」

まさか…見られてたなんて……

作者から(読まなくてもいいです!)→←10話だよ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (110 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
378人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

動物になりたい(プロフ) - ありがとうございます!m(_ _)m (10月22日 10時) (レス) id: 80917aefbd (このIDを非表示/違反報告)
快晴(プロフ) - 頑張ってください!応援してます! (10月22日 9時) (レス) @page24 id: 3fba93f21d (このIDを非表示/違反報告)
動物になりたい(プロフ) - 更新が遅くて申し訳ないです!これからも引き続き頑張って書きます!コメントありがとうございます!!書く励みにします!! (10月22日 9時) (レス) @page23 id: 80917aefbd (このIDを非表示/違反報告)
鳥月風花(プロフ) - この作品大好きです!応援してます!.。o○ (2020年3月27日 8時) (レス) id: 29ed657b53 (このIDを非表示/違反報告)
真鈴(プロフ) - 初めまして!このストーリーを読ませてもらっています!次の更新待っています!頑張ってください、応援してます! (2020年3月23日 15時) (レス) id: 9f5e33e110 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:動物になりたい | 作成日時:2020年3月20日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。