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〈kwmr×ymmtの場合〉
kwmr→大学１年生
kwmr side
今、僕が作っているのは大学で使うクイズ。
前に、１００倍速クイズってものを持ってきた奴がいたから作ってみたやつなんだけど。
でも、結構難しいと思うんだよな･･･。
今家にいるのって、祥彰だけだっけ？
あいつ、クイズ強いしちょっと手伝ってもらおうかな。
「祥彰〜、クイズのお試ししてもらって良い〜？」
「はーい！」
階段を一気に駆け降りる音が聞こえる。
祥彰は、僕の向かい側に座って「早くクイズを出せ」と言うようにソワソワしていた。
「で？今度は何のクイズなの？」
「『無限倍速クイズ』ってやつ」
「･･･『無限倍速クイズ』？」
「ん。今回、極限まで問題文を短くしたんだ
だから･･･、今回『０』です」
「ぜっ、０？！」
「問題文は読まないし、見せません
さぁ、お答え下さい！」
「･･･はぁ？！」
何言ってんだ、この人と言う顔で祥彰は渋々、答えをホワイトボードに書き始める。
「で、出来たよ･･･？」
「えーっと、１問目は
正式な英語では『ギャップ』という、スポーツや仕事などで問題になる、何もしなかった空白期のことを何という？
･･･ということで、正解はブランクでした」
「わかるわけないでしょうが！」
そう言って祥彰が出した答えは、「はじめのいっぽ」。確かに最初の問題だからね。
「じゃあ、どんどん行きましょー」
この後も、何問か出し続けた。
過去に出した問題は、パソコンの画面に表示してある。これを使って、法則を見抜けるかどうかがポイントだ。
すると５問目になったとき、祥彰が何かに気づいたようだった。
「･･･拓哉にぃ、僕わかっちゃったかも。次の問題、答えられる」
自信満々そうだったので、次の問題を出してみる。
「５問目は、＿＿＿ということで、答えは世直しでした」
「僕の答えは･･･、世直し！ほらね、当たった！」
「おぉ、凄いね」
「これ、前の問題文の読点の前の文字を並べると、次の問題の答えになるんでしょ？」
「正解でーす」
「やっぱり！」
「これは凄いわ」と言って、祥彰は寝転がった。
「こんなん、よく思いつくよね！流石拓哉にぃ、って感じ」
「そんなことないよ」
「いやいや、そんなことあるって笑」
暫く話をしていると祥彰が突然立ち上がって、僕の隣に座ってきた。
「･･･拓哉にぃの企画、僕大好きだからこれからも、沢山作ってね」
＿＿＿そんなの、大好きな弟の為だったらいくらでも作ってあげるわ。
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くらうでぃー(プロフ) - ひなたさん» 返信、遅くなってしまい申し訳ありません。私側で確認出来る限り、誤字の部分を全て修正致しました。他にも訂正すべき箇所があれば、お手数ですが返信頂けると幸いです。ご指摘、有難う御座いました。 (3月24日 13時) (
レス) id: 1007d12799 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - 川上さんは拓郎ではなく、拓朗だと思います。 (3月18日 9時) (レス) @page35 id: c66818dc58 (このIDを非表示/違反報告)
くらうでぃー(プロフ) - 夜月さん» コメント、有難う御座います！これからも沢山のymmtさん受けを書いていくつもりなので、更新頑張ります！ (2021年7月14日 7時) (レス) id: e07eaafdfa (このIDを非表示/違反報告)
夜月 - 初コメ失礼します！ymmtさん受けあんまりないんで凄い心の栄養？にさせてもらってます！本当にありがとうございます。更新頑張ってください！ (2021年7月13日 21時) (レス) id: 620ac4f00e (このIDを非表示/違反報告)
くらうでぃー(プロフ) - れいにぃ〜。さん» そう言って頂き、有難うございます！兄弟ならではの距離感にこだわったので、そこが伝わっていてくれたら嬉しいです！ (2021年7月7日 21時) (レス) id: e07eaafdfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くらうでぃー | 作成日時：2021年5月22日 17時
