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王様と賭け ページ10

は?賭け、今このタイミングで?

 いや、いいけどさ

 「なにで?」

 「今日の体育はドッチボール☆」

 いや、待って。私一応女子だよ。

 「チームは自由☆」

 そんな、ニコニコしないでよ。

 「俺が勝ったら言う事聞いてもらうかんな!」

 「私が勝ったら言うこと聞いてもらうから。」

 絶対勝つからね。

チームA
・A
・千秋
・薫
・くろう
・なずな

チームB
・月永
・泉
・かなた
・渉
・けいと

 「おい、コラ。騎士がプリンセス守らなくてどうする。」
 「プリンセスなんて居ないけどぉ?」
 「とりあえず〇ね。」

 開始
 終了
(ドッチボールを文章に出来ませんでした…。すみません。)

 「ぷかぷか〜♪たのしかったです。」

 「まさか、かなた一人で全員やられるとは…。」

 ニコニコのかなたの恐ろしさを今更知るとは。

 「わははははははははは☆」
 「ちょっと、つまらなかっんだけどぉ!?」

 放棄した人と、最初に私に当てられた人を横目にかなたは喋る。

 「Aさん、ごめんなさいね。しょうぶはしんけんに。それが『うみのおきて』なんです。」

 優しく頭を撫でながら言われる言葉に確かな重みを感じつつ笑う。

 「大丈夫、かっこよかったよ。」

 そういうと、かなたは月永の方を見て笑う。

 「『やくそく』はまもらないと『めっ』です。」

 「えー、別に良くな…くないです。」

 無言で手刀を構えないで。

 かなたに怒られるのは嫌だからね。

 「月永、賭けどうすんのさ。」

 「そうだな〜…、」

 少し悩んだ素振りを見せてからニヤッと黒い笑みを浮かべ私を見て言う。

 「俺にちゅ〜して☆」

 「はえあっ!?」

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作者名:うっちゅー☆ | 作成日時:2017年3月29日 9時

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