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お母さん ページ8

Aside



びっくりした。



STが終わったあと翔陽が席まで来て、僕の今日は何かが変だと言った。



とても焦った。たしかに僕はお母さんが家に帰ってくる日、家にいる日はとてつもない恐怖でいっぱいだ。



でもそれを顔に出すと先生達が心配するので顔には出さないようにしている。



しているつもりだったのに、何故か翔陽はあっさりと見破った。



僕は本当は顔に出やすいのかもしれない。



今まで生徒に心配されたことなんて1度もなかった、なかったというより僕なんかの顔色を気にしてなかったからだと思うけど、、、



だから翔陽の発言に結構驚いた。



その日はこれ以上翔陽と話すと気づかれそうだったので、近づかないようにして、帰りもすぐに帰った。



−−−−家−−−−



僕は今、家の前に立っている。



明かりがついてるから多分もう家にはお母さんがいる。昨日スーパーに行けなかったのを後悔した。



震える手を抑えながら玄関のドアを開けた。



『た、、、ただいま、、。』



母「………。」



『あ、、帰ってたんだね、、おかえり。』



母「……私この後出かけるからご飯作って。」



『ごめん、スーパーこれから行くから、
ちょっとま(母「(ゴッ)はぁ?おせーよ!早くしろっつってんだろ!!」いっ、、、!ご、ごめんなさい、、!すぐ行きます、、、。』



今から行くからと言おうとして腹を殴られた。



それから僕は制服のまま財布とエコバックを持って走ってスーパーに向かった。



この状態が明日もあるのかと思うと、怖くて仕方なかった。



簡単に食材を買って、途中で吐きそうになるのを抑えて家までダッシュで帰った。

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作者名:イケメン狩り常習犯(盗撮派だよ) | 作成日時:2020年4月28日 17時

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