彼は初めて「優しさ」を知りました。

部活勧誘 ページ5

日向side



自分より背の低い子がいる………！！



同い年で自分よりも背が低い人なんていなかったべ！！



なんか！めっちゃ！話したい！！



自己紹介終わったら話しかけてみよう！！



−−−−−−−−



日「ねぇねぇ！！Aくん身長いくつ？？」



『え？』



あ、ちょっといきなり過ぎたかな〜



日「あ！俺 日向翔陽！！長江Aくんだよね？」



『あっ！うん。長江です…！えと身長？？』



日「あ、そうそう！！いくつが聞いてもいい？？」



『だ、大丈夫だよ！多分今は150くらいかな…。』



日「ひゃ、150！！」



俺より10センチも小さい同級生なんて……！！初めて会った！！



『う、うん…！あ、えとなんで身長…？』



日「あ！いきなりごめん！！俺周りと比べたら背がぁえと、ちょっとだけ！ほんのちょっとだけな！！低くて…あんまり同じ学年で俺より低いやつ見たことなくてさ！！それで気になって声掛けた！！」



『そうだったんだ……！』



日「あぁ！！よろしくなA！！」



『あ、うん！！よ、よろしく！！』



日「あ！んなぁなぁ！！Aはさ！あ！名前呼び捨てでもいい？？」



『あ！うん！！いいよいいよ！！じゃ、じゃあ僕も、いい？』



日「もちろん！！でさ！Aは確かまだ部活決めてないんだよな！？」



『うん…。何かやりたいなぁとは思ってるんだけど……。』



日「じゃあさじゃあさ、一緒にバレー部入んない！？！？」



『え！？あ、でも僕運動は見るのは好きだけど得意じゃないし……。』



日「じゃあマネージャーなんてどう！？」



『マネージャーかぁ………。う〜んまた考えとくよ。』



日「ほんと！？！！やったやった！！ありがとーーー！！！」



その場でうん！って返事はなかったけどマネージャーの事は考えといてくれるって！！



マネージャーのいる学校なんて、なんか強豪みたいでかっこいいな！！！！

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