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なぉ ― ん , ページ14

「…おい、何時まで俺の手を掴んでるつもりだ」
エイトフットの言葉にルーファはハッ、としエイトフットの手を離した。

『…もしかして、自分エイトフットさんの手を掴んだまま此処に来ちゃった感じですか?』
辺りを見回し、ルーファが無意識で歩いて行った先はマーメイドラグーンだった。

「あぁ、態々アラビアンコーストを通ってな、」
『しかも遠回りして此処に戻ってきた訳ですか…』
酷い失態を晒したな、と思いながら空を見上げると既に日も暮れていた。

『…結局、自分達は仲良く出来たんですかね』
と、エイトフットに聞けばエイトフットは、

「…さぁな、つかお前敬語。」
『…仕方無いでしょさっきの事で色々焦ってた訳だし、』
「お前、ああ言うの嫌いだったりするのか?」
『…ああ言うのが好きな人とか…マルフィぐらいじゃない?』
「私の美しさに惹かれてしまったかぁ!…つって?」
『…まぁ、そんな所じゃない?』
あァ、でも彼奴がされてたら逆ナンか、と付け足すエイトフットにルーファはそうだね、と返し

『其れじゃあ…帰れるかどうかは分かんないけど…ハイタワー、行ってみる?』
「…そうだなァ、良い加減帰れねぇと…仕事が終わんねぇ…よ……」
仕事が残っていると言う事を思い出したエイトフットは最後の方は弱って言った。
其の様子にルーファは苦笑いした。

『…其れじゃあ、帰りましょうかホテルハイタワーに。』
「…あぁ、そうだな。」







あの後、ホテルハイタワーへ何とか戻れた2人は他リクルーターから何処に行っていたんだ?!だとか、何をしていんだ?!などと言う質面攻めに合い、
ルーファはレディリクルーター(主にヴェール)から
エイトフットはメンズリクルーター(主にマルフィ)に1日の内容を頭から爪先まで話してしまう事になった。


『…自分、やっぱりエイトフットの事嫌いだわ……』
「…俺もお前の事より一層嫌いになったわ……」
2人は顔を見合わせ、

「『ミスターに文句言いに 行こう、/行くかァ、』」
「…何で!?!?」

なんな ― ん→←ぅんな



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作者名:たにしちゃ | 作成日時:2022年11月17日 20時

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