にゃおわん ! ! ページ26
ダンスをし始めて流石の自分も疲れてきた。
「ルーファさん、そろそろ休憩を致しませんか?」
『休憩…する……。』
「何や、ルーファはんめっちゃくちゃ疲れてるやん!!」
と、言いながら自分の事を心配するファージャさんにヴェール。
少し最近まで自分が居た所ではこういう風に心配された事は無かったので何故かゾワゾワした。
「わぁぁぁ!!!嫌だぁぁ!!!!!!」
『今の声に姿は……ダルメシアさん…でしたね……。』
「そうですわね、」
「急にどしたんやろなー?」
『…あぁ、何となく分かりましたよ、』
自分がそう言えば2人は首を傾げた。
自分はダルメシアが嫌がっていると言える要因を指差し、
『きっと、有れですよ。』
指差した方角には医者。
医者の片手には注射器と思われる物。
其れを見れば2人は納得した様子になった。
「つまり、ダルメシアさんはあの方から逃げてると言う事になりますわね、」
「臆病な犬っころやな」
と、我関せずと喋っているとVさんが
「あ、ヴェールにファージャにルーファ、丁度良い所に来たね、其れじゃあ此処に座ってくれるかな?」
「?急にどうしたんですの??」
「なんや?何か有るんか??」
『…嫌な予感がするんだけど…まぁ、良いです。』
と、3人座れば袖を捲くられ
「っ、!?!?」
「ｩｱｯ!?!」
『ｷﾞﾆｨｱｯ!!?』
注射器を刺された。
「はい、終わりましたよ〜。」
「はい3人共お疲れ〜、ルーファは兎に角運動しないでね。」
坦々と進められた事に自分を含め、3人は終始ポカーンとしていた。
『…取り敢えず、お茶にしよう、か……。』
「え、えぇ…そうですわね、」
「そ、そうやな…。」
此後、ダルメシアの悲鳴がホテルハイタワー内を木霊していたが3人は気にせずお茶会をした(途中で乱入等があったが)
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作者名：たにしちゃ | 作成日時：2022年9月29日 17時
