… んにゃあ ページ22
「あ!ルーファさん、お早う御座います!」
食堂に入ればスキャターさんが元気良く挨拶してきた。
『お早う御座います…朝から元気ですね、』
と、言い自分は昨晩の夕ご飯の時に座ろうとした1番端の席に座った。
「あァ〜!!ルーファチャンが又端っこの席に座ってル〜〜!!」
料理を両手に持ちながら声を上げるゴース。
『…何で貴方が此処に居て、昨日の事を知っているんですか……。』
「今日はスキャターチャンのお手伝い♡昨日の事は…お化け仲間から聞いタ〜」
と、頭上をふよふよと浮きながら言うゴースに苛々としていると、他のリクルーター達が食堂へとやってきた。
「おはよ〜…って、ルーファちゃんまた端っこで食べようとしてるの?!」
『…別に、自分が何処で食べようと自分の勝手じゃないですか、』
と、言えばジャックハートさんが何かを言おうと口を開いた瞬間、自分は其れを遮るようにして口を開いた。
『そもそも、昨日言いましたよね?皆で揃って食べるのは、自分に取っては普通じゃないんです。
わかったなら、もう自分を勝手に移動させないでくれますか?』
そう言えばジャックハートさんは何処かバツが悪そうな顔をし席に行った。
「ウェルウェル…君はこんな隅の席で1人で食べるつもりなのかい?」
『…マルフィさん、』
ジャックハートさんが去ったかと思えば次はマルフィさんがやって来た。
其事に少しイラッとした瞬間、マルフィさんが自分の隣の席に座った。
『…マルフィさん、何で自分の隣の席に座るんですか……』
「もう少しで、朝食を食べる時間だからね…」
そう言いながら鏡を見るマルフィさん。
「…其れに、どうやら今日の朝食は君の好きな魚らしい。」
其の言葉に、自分の耳と尻尾がピン!と立つのを感じた。
其れを見ていたのかマルフィさんはクツクツと笑っていた。
其の様子に、ん?と感じたリクルーター達は自分を見るや否やあぁ、そう言う事か…と、何処か察した様な表情をしたりしていた。
…とても、不服だ。
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作者名：たにしちゃ | 作成日時：2022年9月29日 17時
