好き ページ18
『エイトフット、今日のリクルーティング活動についてなのだが私と代わってくれないかい?』
「…はァ?んでまた急にンな事…真逆、」
『あぁ、其の真逆だとも。』
と、皆迄言わずにエイトフットは察したのか口角をヒクヒクとさせた。
「つか、お前そんな事して彼奴にもっと嫌われるだけだろ。」
其れに、Vが黙っちゃねェだろ、と言うエイトフットにマルフィはふふ、と笑った。
『其事についてだが、私は既にVから許可は貰っているのだよ。』
「…どうせ渋々許可が降りたんだろ。」
エイトフットがそう言うとマルフィは誤魔化すようにwell,well…と、言った。
其の行動にエイトフットは溜息を付いてはやれやれ、と呆れた様子だった。
「俺だって忙しいンだ、そんな気安く代われる訳ねェだろ。」
『ふむ…なら私は何をしたら良いんだい?』
「はァ?お前、そうして迄シフト代わりてェのかよ……」
面倒くせェなァ……と、言い頭を掻くエイトフットにマルフィはふふ、と笑った。
其の笑い顔にイラッと来たのかエイトフットはじゃあ、と怪しげに口角をにぃっ、と上げては言った。
「代わってやるが、ラードルは俺が貰わせて貰うからなァ?」
『…エイトフット、君…今、何と言ったんだい……?』
幾ら親友と言っても良い値のエイトフットでもラードルが絡むとなると話は別なのかラードルを貰うと言ったエイトフットに対し途轍もない魔力を放つマルフィにエイトフットはマジかよ…此奴、と思い口早に言った。
「おい待てマルフィ、今のは流石に冗談だ、というか彼奴の事何か俺は別に好きじゃねェからなァ…其れになァ俺は彼奴に興味すらねェからな。」
『…ふむ、そうかい?…なら、今のはきっと私の聞き間違いだったのだね…済まない、エイトフット。』
そう言い1つも悪びれた様子なく謝るマルフィにエイトフットは呆れのあまり何も言う気にならなかった。
『所でだがエイトフット、話の筋を戻すがシフトを私と代わってくれないかい?』
「…もう面倒くせェから良いわ、代わってやるよ。」
エイトフットがそう言うとマルフィは有難うエイトフット矢張り持つべきものは友だねぇ、と言いふふ、と笑った。
其れにエイトフットは溜息を1つ付いては仕事に戻った。
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作者名:たにしちゃ | 作成日時:2022年12月15日 20時