〚ヴィランズ手下〛蜥蜴と鴉 (ページ9)

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嫌いページ9

「イエスか、ノーかでお答え下さい!」
「い、イエス…!」
「イエス!!」
其の2人の人間の言葉にラードルは微笑み、隣りにいる人間に

『良い選択をしましたわね…ふふ、貴女がどんな方になって此方にやって来るか…楽しみにお待ちしていますわ』
と、微笑み言えばぽっと、顔を赤らめる人間。

「ちょーっと!ラードル!!今私がヴィランになるための大事な話してるから!」
とミスターに軽く叱られラードルは失礼、と1つ謝った。
そして其の後、人間を元いた場所へと返し、最後に皆でお決まりの合言葉を言った。

『ハッピーハロウィン、ハッピーヴィランズ…其れでは、皆様また』
そう言い軽く手を振れば人間共は拍手をしたり其の場を抑えるためパシャパシャと撮っていた。

『…あら、貴女…とても、良い格好をしていますのね…ですが隣の貴方は…悪い格好ですわ』
帰り道の際ラードルはマスターのランドール・ボッグスをモチーフにしたコーデをしたと思われる人間を発見した
…だが、其の人間の連れと思わしき人物はマルフィのマスター、マレフィセントをモチーフにしたコーデをしたと思われる人間がおりラードルは其の人間にだけ悪態をついた。

「はぁ…!其処の御二方は中々見る目があるようだねぇ、」
と、ラードルが服装について触れていた人間にマルフィも触れていたが、マルフィの方はラードルと真逆で人間の服装を褒めていた。

『…御二方は次、私のマスターだけをモチーフにして此処に来てくださいまし?其れでは、』
そう言い帰り道を足早に歩くラードルに、マルフィは遅れてやって来た。

「…矢張り、snsとやらで私達はカップルだと思われているらしいよ、」
『…何巫山戯た事をいっているんですの、』
と、嘲笑しながら言いラードルは先程より少し気持ち早めに歩きホテルハイタワーへと戻って行った。