奏の感情。 登坂side ページ7
亜嵐と龍友から受けた相談は
奏とAのこと。
話をしてた時、隣から聞こえる音。
忘恩設備のされたこの部屋で
聞こえるほどの大きな音だ。
頭に過ぎったのは、今まさに話してた人物達。
バルコニーにでて隣りに繋がる扉を開ければ
部屋で暴れてるAの姿。
登坂「A……!!」
名前を呼べば止まった。
だけどこちらを見た目を見て気づいた
貴方「登坂……」
それにこの呼び方。
登坂「!!お前、奏?」
名前を呼べば悲しそうな泣きそうな声で
奏 『ねぇ、登坂………どうしたらいいの?
Aが苦しいと私も苦しいの………
怒りが抑えられない……
感情がコントロール出来ないよ……』
奏はAが切り捨てた【感情】を持ってる。
登坂「……大丈夫だ。Aが感情を出さない代わりに奏がだしてくれるだろ?」
そう言っては奏を抱きしめる。
その体はかすかに震えていて
こんな小さな体でこいつらはたくさんの事を
抱え込んでやがる。
登坂「お前が、いるからAがAでいられるんだよ。」
奏 『本当に?』
登坂「あぁ、、俺は感謝してる。」
お前が産まれなきゃAは
いなかったかもしれない。
壊れてしまってたかもしれない
亜嵐「それは、僕らもだよ?」
龍友「奏ちゃんがいるから俺らも安心だよ」
多分、着いてきたであろう2人がそばにいて
その声を聞いた奏は静かに目を閉じた。
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作者名:全テヲ放棄した少年 | 作成日時:2020年3月13日 18時