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やること。 ページ47

1年ぶりに帰ってきた。






奏が背中を押してくれたんだ


『Aには、待ってくれてる人がいるよ』

『だから、私が背中を押す。』





そう言ってくれた。
気がついた時には、自分の部屋にいて




奏に声を掛けても返事がない。
いつもみたいに鏡の前に言っても
奏とは話せなくて………




リビングの机の上にあった紙






【次に会うのはAがちゃんと、
Aでいられるようになった時。
私はちゃんとAの中で生きてるし
ちゃんと、そばに居るから……
こんどは、Aが頑張るときだよ。】






そう書かれた紙。






奏は、前に進むチャンスをくれた









だから、部屋から見える空の写真と共に
インスタに、コメントを上げた。



ちゃんと、前に進めるように
今日からAととしてはじめられるように









【はじめの一歩。】








今日から、Aとして
自分らしくちゃんと生きていくんだ。

やること。→←帰ってきた。 数原side



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作者名:全テヲ放棄した少年 | 作成日時:2020年3月13日 18時

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