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奏の存在。 巴衛side ページ38

奏 「巴衛ちゃん、ごめんね?」



全てを話したころ現れたのは奏だった。



奏「Aが、出てこなくなっちゃった。」




そう、悲しそうな顔をしたている。





直人「出てこないって………」

奏 「私の声ですら聞いてくれないの。」

巴衛「……それって……」

奏 「1人で考えたいって………ずっと下を向いて、、、」





医者が言ったように、
Aは出てこなくなっちゃうの?




巴衛「そんなのッ………」





守るためにここまで来たのに。
全部捨ててまでここまで来たのにッ……







巴衛「なんでッ………なんで、こうなるんだよッ!!」(ガンッ

亜嵐「巴衛!!」





この怒りが何処へも向けられなくて
近くにあった机を叩いてしまった……





亜嵐「ごめん、、何も出来なくて……でも、そんなことしても、巴衛が痛いだけだよ?」

巴衛「………。」

涼太「……ね、巴衛ちゃん。」






そんなの分かってるよ。
物にあたっても意味無いことくらい分かってる。




だけど、Aはこれ以上に
痛くて辛いんだよ………





涼太「待ってよ……ちゃんと、Aは帰ってくる。」

陣 「せや、、俺らが信じてあげへんでどうするんや……」

陸 「俺らより、巴衛の方が辛いかもしれない………でも、ちゃんと信じて待ってよ?」






待ってたいよ……
だけど、このままだとAが消えちゃいそうで









怖いんだよ。

奏の存在。 陸side→←過去の話。 巴衛side



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作者名:全テヲ放棄した少年 | 作成日時:2020年3月13日 18時

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