2人の自分。 直人side ページ4
登坂「GENEメンバーとランペの1部メンバーに話したんだってな?」
貴方「………うん。ランペは巴衛が成り行きで…GENEは……ランペみたいに巴衛がいるわけやないし、奏が僕だって知ってるし?なんかあった時のために。」
そう言ったA。
俺らが奏を知ったのもAが意識を失い
奏が現れたことから来てる。
奏はいつも言ってる。
『AがAでいられるために奏がいるの。Aが居なきゃ奏は存在してない』
『私はAがAでいる為に切り捨てなければならなかったけなかった1部なんだ。』
そう言う奏の顔は悲しそうで
無理して笑ってるAと同じだった。
登坂「……無理はしてないんだよな?」
貴方「どこに、無理する理由が?」
直人「だって、Aが自分のこと話すなんて珍しくない?」
貴方「変われと言ったのは直人さん」
まぁ、そうだけど………
直人「まぁ、Aの事を知ってもらうためにも、山田さんから守るためにも奏の存在を知っててもらうのはいいことかもね?」
貴方「奏の方が愛想はいいらしいからね(苦笑 」
登坂「奏もお前だろ?」
貴方「実は、奏が本体かもしれませんよ?」
直人「なわけあるかww」
この時は冗談で言ってると思ってた。
Aが本気で悩んでるって考えなかったんだ。
Aは頼り方を知らない。
そして、嘘をつくのが上手い上に
多くは語らないから……
気づけなかったんだ。
156人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:全テヲ放棄した少年 | 作成日時:2020年3月13日 18時