声優日和３

片割れ ページ22

みんなが寝静まった中
1人縁側で空を見てた。




？？「なにしてんの？お前、倒れんぞ…」


9月に入ったばかりで
まだ、暑さは残ってるけど



綾波「んー、大丈夫、大丈夫……こっちは向こうほど暑くなで、純輝。」


気を抜いたら暑さでやられそう


純輝「…はぁ、まだ考えてんの？」


隣に座った純輝。
こう見るとインストラクターやってる
だけあって細身でマッチョだよな…

わが双子ながらかっこいいと思う。



純輝「“自分のせい“ってさ」

綾波「………。」



立て続けに起こりすぎたんだよね…
大切な家族が3人も同じ日に亡くなるなんて


純輝「あのさ、忘れてるだろうけど、俺とお前双子なんだわ…必然的に、お前と同じ誕生日。」


まぁ、双子だかんね((苦笑


純輝「両親や姉貴が死んだ日も、兄貴の事故の日も俺の誕生日なわけ、、、」

綾波「……」

純輝「そりゃ、俺だって立ち直るのには時間かかったけどさ…お前がそんな顔してたら俺もそんな顔できないじゃん…そろそろ前向けよ。」




前向けよ……
簡単に言ってるわけじゃないだろうけどさ
そんな簡単に前向けないよ…



綾波「うん。」

純輝「時間かけてもいいよ、俺はそばに居るしいつでも帰ってこいよ、、兄貴覚えてなくても俺はおぼえてる。双子なんだから考えてることくらいわかるさ……頼れよばか」

綾波「うるさいよあほ」



こんなこと言ってくれるのも
こんなふうに言い合えるのも

多分純輝だけで
こいつが双子で兄弟で
相方で片割れで良かったておもえる。

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