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「あのっ、弁償します・・・って、言いたいところなんですけどお年玉を貯めていた分しかなくて。必ず働いて弁償するので、どうか許して下さい!」
「働くってそんな簡単に見つかんねえよ?おまえ、ドン臭そうだしな。」
「頑張って探しますっ!」
「それとも手っ取り早く、夜の世界で働くか?顔だけは美人だし、わりと良いもの持ってそうだしな?」
そう言いながら金髪男は私の胸をジロジロ見てくるから、慌てて両手で隠した。
「絶対に見つけて、地道にバイトして稼いでみせますからっ!」
「へ〜。まあ、俺、そんなに気ぃ長くねえけどな。」
会ってすぐでも、それだけは凄くわかる。
「せいぜい頑張れよ、巨乳ちゃん。」
「変態っ!最低ーっ!」
この場に眼鏡さんがいたら絶対、助けてくれてるのに!
もうっ。大事な時に限って何処へ消えちゃったのよぉ。
「でもな、嘘ついただろ?おまえの家がここだって。」
「それは本当なんです。今日からここに住む予定で来たんです。逆に、どうしておふたりがここにいるんですか?」
「どうしてってなぁ……。」
金髪男が呆れた顔して説明しようとしてくれた時、ひょっこりと眼鏡さんが戻ってきた。
「ねえ。もしかして君が、倉橋さん?」
「はいっ!倉橋Aです!」
「あー、なんだ。そうだったんだ。」
「なに?どういうこと?」
この金髪男はワケが分からないといった様子で、眼鏡さんのことを見つめた。
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にかみつば(プロフ) - ぺこさん» コメントありがとうございます。キスマイのマネージャーさんやまわりに関西弁の方が多く、横尾さんもよく関西弁をつかってますよ(^-^)私は可愛いなぁと思いながらテレビで観てます! (2021年5月28日 3時) (レス) id: a0721de2a5 (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - たまに横尾さんが関西弁になってるのが多々あるので気になります。 (2021年5月28日 1時) (レス) id: 9baa58e5fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にかみつば | 作成日時:2021年5月25日 23時