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「お、噂をすれば。」
横尾さんは料理の手を止めて、すぐに玄関へと向かった。
「おかえり。疲れたっしょ？」
「ただいま。もうめちゃくちゃ疲れたー。今回、凄いハードスケジュールでさぁ、超眠い。」
「美味いもんでも食って、ゆっくり寝なね。」
「ありがと、わたー。今日の夕飯ってなんなの？なんかいい匂いするよ？」
横尾さんは仲間のお出迎えまでしてくれるんだぁ、なんて感心しながらも、話している相手の声が明らかに男性で、私の希望の光は呆気なく消え去った。
たまちゃんが女の子だと思い込んでいたから、かなりショックかも。
「あ、もしかしてこの子？新しく入居するって言ってた子。」
「そう、倉橋さん。」
「初めまして、倉橋Aです！昨日からお世話になってます。よろしくおね………ええっ！！なんで廉さんがいるの！！？」
ぺこりと下げた頭を上げて目の前のたまちゃんに視線を移すと、被っていたハットを取ってからニコっと笑ったのは超有名なモデルの廉さんで。
手に持っていた携帯を落とすくらいの衝撃で、暫く声も出なかった。
だって、私……廉さんの大ファンなんだけど！！
こんなことってあるの？
芸能人はセキュリティーのしっかりしたタワーマンションとかに住んでるんじゃないの！？
「んははっ！ほらな？やっぱり驚いただろ。」
無言で固まったままの私に向かって、北山さんはほくそ笑んでいる。
「こんなの都会人でも驚きますって！超有名な芸能人ですよ！？」
「東京なんて、その辺歩いてたらゴロゴロいるわっ。」
「いないよっ！」
振り向いて北山さんと言い合ってると、Aだよね？って。
私の名を呼んだのは、廉さんだった。
なんで廉さんが私のことを知ってるの？
「やっぱAじゃん。俺、裕太。玉森 裕太。」
たまもり ゆうた・・・？
えっ。
もしかして、玉森 裕太？
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にかみつば(プロフ) - ぺこさん» コメントありがとうございます。キスマイのマネージャーさんやまわりに関西弁の方が多く、横尾さんもよく関西弁をつかってますよ(^-^)私は可愛いなぁと思いながらテレビで観てます！ (2021年5月28日 3時) (
レス) id: a0721de2a5 (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - たまに横尾さんが関西弁になってるのが多々あるので気になります。 (2021年5月28日 1時) (レス) id: 9baa58e5fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にかみつば
| 作成日時：2021年5月25日 23時
