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44話 ページ44






「押し倒したい。」


「とても中学二年生の発言だとは思えないよ。」


「駄目?」


「うん。」



なんでーと私の肩口に顔を埋める無一郎。
うわー、可愛いわこいつ。やっぱ女子より可愛いわ。

でも流石にその発言は…うん。それはまずいだろう。



「じゃあいつなら良いの?」

「えー…無一郎が高校卒業したらじゃない?」

「…それ四、五年先だよ?そんなに待てない。」



ぎゅっと手に篭める力を強められて若干私の骨達が心配になる今日この頃。

力緩めよう将棋部。もしくはレスリング部にでも転部しよう。



「…あ、でも。」



そう言うと無一郎は何かを思いついたような顔をして私を覗き込んだ。

その顔はなんだか嬉しそうで、凄く優しい顔だった。



「それって僕とずっと一緒にいてくれるってことだよね。」



…なるほど。私は無意識に墓穴を掘ったようだ。

わぁ、なんということだろう。今なら恥ずかしさでお湯沸かせるわ。



「顔真っ赤じゃん。」

「言わないで…」



本当なら顔を手で覆いたいところだけれどガッチリホールドされているのでそれは叶わず。

歳下に転がされている…なんてこった。



「まあ、離す気なんて最初からないけどね。」



そう言うと優しくキスをしてきた。
顔に熱が集まるのがわかる。物凄く恥ずかしい。

湯気が出てるんじゃないかって本気で心配になるくらい顔が熱い。



「…Aって恥ずかしがるものとそうじゃないものの境目が謎だよね。まあ可愛いから良いけど。」


「…無一郎だって顔赤いくせに。」




































「無一郎、大好き。」



「ふふ、僕も大好きだよ。」

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yuina03230418(プロフ) - あっ、むいくんの小説で極端に出る時と極端に出ない時がある善逸〜(( (2020年12月6日 20時) (レス) id: 411fa87a66 (このIDを非表示/違反報告)
ふぐひらめ - 二周しましたよぉぉぉ!!凄いもうこの…こう……とにかく凄いです!(語彙力)これからも応援してます!!!! (2020年10月18日 7時) (レス) id: 0b66878cc1 (このIDを非表示/違反報告)
白霞(プロフ) - むいloveさん» 応援のお言葉ありがとうございます!恋の呼吸を放ってしまいそうな程キュンキュンして頂けて光栄です! (2020年6月23日 16時) (レス) id: 7828c1c33e (このIDを非表示/違反報告)
むいlove - 自分の本名でやったので、よみおわったあとキュンキュンして恋の呼吸を放ってしまいそうでした!とても、書くの、お上手ですね!応援しています! (2020年6月23日 10時) (レス) id: 72d195a4a4 (このIDを非表示/違反報告)
白霞(プロフ) - ももんがさん» ありがとうございます。応援のお言葉まで…感謝の限りです! (2020年6月15日 20時) (レス) id: 7828c1c33e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白霞 | 作成日時:2020年5月15日 16時

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