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14話 ページ14

「幼馴染以上の存在…?」

「ええ。少なからず大切で大きな存在。私からはそう見える。ただの幼馴染って言葉じゃ言い表せない関係だと思うの。」



少なくとも私達はアオイの目にはそう映っているらしい。

そうなのかー…。まあ気兼ねなく話せるし大事だし。無理矢理キスされても嫌いにはならないし。

でも多分恋情とかそう言った類の感情じゃないと思う。


どうして幼馴染とか恋愛感情についての辞書とか参考書とかないの?数学とかよりよっぽど需要あるよ。








「おっはよ!あれ?二人とも何か元気なくね?」



唸る私達に声を掛けてきたのはうるさい珍妙な蒲公英だった。



「あ、おはよ蒲公英。」

「おはようございます。」



いつもより少し低めのトーンで挨拶を返したからか善逸は少し不安げに私達の顔色を窺った。



「た、たんぽぽ…まあいいや……何かあったの?」

「いやー…別に。」



善逸に話したら間違いなく叫ぶ。そしてクラス中いや、学校中に知れ渡る気がする。
それだけは避けさせて頂きたい。



「…俺で良ければ相談乗るよ?」



善逸が珍しく神妙な面持ちだったので一瞬話してしまおうかとも思ったけれどやっぱりやめた。信用ならん。



「ありがと。でも大丈夫。ほら、鐘なるよ?善逸はただでさえ髪色で目をつけられてるんだから早く座っといた方がいいよー。」

「あ''。」



善逸はもうすぐ自分の席に向かおうとした。けれど。



「…無理すんなよ。」



自分の席に戻る前に私の耳元でそう囁いた。そしてくるっと方向転換をするとさっさと自分の席に走って行った。



「…変な善逸。」



だけど少しかっこいいな、なんて思ってしまった。

なるほど。これがギャップ萌えか。

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yuina03230418(プロフ) - あっ、むいくんの小説で極端に出る時と極端に出ない時がある善逸〜(( (2020年12月6日 20時) (レス) id: 411fa87a66 (このIDを非表示/違反報告)
ふぐひらめ - 二周しましたよぉぉぉ!!凄いもうこの…こう……とにかく凄いです!(語彙力)これからも応援してます!!!! (2020年10月18日 7時) (レス) id: 0b66878cc1 (このIDを非表示/違反報告)
白霞(プロフ) - むいloveさん» 応援のお言葉ありがとうございます!恋の呼吸を放ってしまいそうな程キュンキュンして頂けて光栄です! (2020年6月23日 16時) (レス) id: 7828c1c33e (このIDを非表示/違反報告)
むいlove - 自分の本名でやったので、よみおわったあとキュンキュンして恋の呼吸を放ってしまいそうでした!とても、書くの、お上手ですね!応援しています! (2020年6月23日 10時) (レス) id: 72d195a4a4 (このIDを非表示/違反報告)
白霞(プロフ) - ももんがさん» ありがとうございます。応援のお言葉まで…感謝の限りです! (2020年6月15日 20時) (レス) id: 7828c1c33e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白霞 | 作成日時:2020年5月15日 16時

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