五条先生怖いから優しい歌姫先生の所に行った【呪術廻戦】

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「去年ねぇ…」

五条は手に顎を添え何かを考え込んでいる。

「何よ…」

内容の見えない話に痺れを切らす庵。


「……ま、いっか」

五条はしばらくすると、結局考えるのを辞めてしまった。


そして沈黙の後、家入が一言。


「お前彼奴の事好きなのか？」


「好きぃ？！ご、五条あんた…いくら何でも」

「好き？僕が？？…あのさぁ、本当に僕が生徒に手ぇ出すわけないでしょ。大体あの子は抜けてる所があり過ぎていつも危なっかしかったの。だからせめて教師として自分の近くにいる時は対応しようと思ったって事だよ。あと歌姫うるさすぎ」


長い説明を言い終えた五条はため息を吐いた。

「全く、これだから夢見る女子は……歌姫を抜いて。」

「生徒を心配するのはわかるけど、流石に気持ち悪いわよ、あんた」←話聞いてない

「いやどこが？！何僕が注意するだけでセクハラになるの？！服以外触ってないのに？！」

「なっ！あんたまさか女子生徒の服抱き締めてないでしょうね？！」

「何で抱き締めてる疑惑なの？！触ったって、首の袖引っ張っただけですけど？！何、服だけ抱き締めるって？！いや服以外も抱き締めるのも意味分かんないけどね？！」


話が混合していき意味のわからない会話になる二人を呆れた目で見ていた家入は、自分が事の発端だったのにも関わらずその場を去っていった。

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