五条先生怖いから優しい歌姫先生の所に行った【呪術廻戦】

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「＿＿＿＿て………ぉきて…！……………Aっ！」

「ん…………ハ」


あれから約一時間後。京都校は何人かに別れて補助監督の運転する車で東京校まで来ていた。

三輪はしばらく気を失っていた橘を起こした。


「よかった〜！もう起きないかと思いましたよ…」


「そりゃ寝たら起きるよ…起こしてくれてありがとね」

「うん！」

いつもの三輪スマイルに安心した橘もにっこりと笑顔を返した。


そう安心していたのも束の間。


「それで今みんなでどこに向かってるの？」

「え？！っとそれは……」

「東京校ダ」

「メカ丸？！」


その途端、橘は硬直した。

慌てる三輪とは反対にメカ丸は冷静だった。

また何か始まる。そう悟ったのは車内にいる補助監督を除いた二人だけだった。



「はっ………？嘘でしょ？！無理無理無理無理！！！」

「メカ丸何でわざわざ言っちゃったんですか？！」

「三輪が困惑してたからナ」

「そういう意味でメカ丸の事を見た訳じゃないですよぉ……」

「ねぇもう降りていい？！」

「駄目ですよ？！」

「行きたくないんだってばぁー！！！」

「ダメダメダメ降りようとしないで！！！」


三輪はとうとうドアハンドルを掴んで降りようとする橘を全力で阻止した。


「そもそも何故橘は交流会に行く事を拒むんダ」

「会いたくない人がいるみたいです！東京校に！」


降りようとする橘を止めながら三輪は理由を話した。

理由を聞いたメカ丸は、ある事を思い出した。

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